グイード・カンテッリのBOXから今日は、これを聴いている。
モーツァルト 交響曲第29番イ長調 K.201(K6. 186a)/ フィルハーモニア管(1955年録音/EMI盤)。50年代とは思えない心地よいテンポからくる躍動感。軽やかさを持つ疾走感。この「Allegro moderato」を聴くと他のテンポはすべてが嘘に聴こえてしまうだろう。ワルター然りクレンペラー然りベーム然り。
グイード・カンテッリのBOXから今日は、これを聴いている。
夕方より、雨模様で雷まで鳴りだしたので、何となくシューマン 交響曲第4番ニ短調OP.120、 テンシュテット:BPO(1980年)にて聴く。テンシュテットを持ってしても1980年代のベルリン・フィルのカラヤン化された弦楽の響きは如何ともしがたしか。しかし、失われていない低弦の深みを活かしての得意の重戦車風の推進力、管楽群のエネルギー爆発させ能力を発揮しての音楽づくりは流石だ。それにしてもこの4番にカラヤン・レガートは邪魔だ。