手兵「北ドイツ放送交響楽団」とハンス・シュミット・イッセルシュテットのブラームス交響曲集より交響曲第4番ホ短調Op.98を聴く(1973.5.21ライブ録音)。彼はこの1週間後の5/28に亡くなっているので、まさに「白鳥の歌」というべき演奏。
2021年1月29日金曜日
ブラームス 交響曲第4番_イッセルシュテット
2021年1月23日土曜日
ブラームス 交響曲第2番_ハイティンク
ハイティンク、コンセルトヘボウ管によるブラームス交響曲&協奏曲集より、交響曲第2番ニ長調OP.72を聴く(1973年録音)。余談であるが、ジャケットにもロイヤルの名が入っているが、正式には、「ロイヤル」の称号がついたのは、1988年。よって録音時<1970-1980年>には、アムステルダム・コンセルトヘボウ管が正しい。その点、レニーのマーラー2回目の録音=1.4.9番はいずれもアムステルダム表記でよろしい。横道にそれたが、これは70年代の最高の2番であろう。馥郁たるヘボウ管の管楽器群が2番のもつ陰陽の色彩の豊かさを十分に表現している。第1楽章、冒頭のまろやかなホルンと凛としたフルートの見事な組み合わせ。それに続く弦楽群のシルキーな美しさ。第2主題のチェロの柔らかな音色。決然とした展開部の緊張感。言うことなし。第2楽章もコンセルトヘボウの良さを堪能できる。速度はもう少し遅いのが好みだが、下降旋律のチェロの憂愁感。孤高のホルン。会話のような第2主題の木管と弦楽の受け継ぎ。それぞれの役割の明確さが伺える。第3楽章、純朴なオーボエ、優しいチェロのピチカート。テンポが倍加した時のゆるみのないアンサブル。見事。終楽章、低弦の厚みを膨らませながら中庸のテンポで進んでいく。金管群はどこまでも品性を保ち、木管群は色彩豊かに、ティンパニーも出しゃばらず、エンディングも過度なアッチェランドをせず、ハイティンクの統率力と堅牢さが滲み出る一枚。
2021年1月12日火曜日
メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」_ミュンシュ
2021年1月2日土曜日
ブラームス 交響曲第1番_コンヴィチュニー
恒例、年初の1発目視聴はこれ。ブラームス 交響曲第1番ハ短調Op.68。今年は、コンヴィチュニー、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管(1962年録音)にて。その揺るぎない歩み、決して煽らず、焦らず、堂々たる王者の風格。こうした王道にて1年を過ごしたいものである。