2025年8月30日土曜日

ベートーヴェン 交響曲第2番_クリップス

 クリップス:ロンドン交響楽団のベートヴェン全集より交響曲第2番ニ長調Op.36(1960年録音)を聴こう。弦楽群と木管群の一体感、各楽器の音色がいちいち美しい。ラルゲットも変に甘くならず、清々しさを味わえる。スケルツォの目に覚めるようなコントラスト、トリオの木管群の柔らかい音色も聴きものです。

終楽章、囃し立てるような弦楽群、それに立ち向かうチェロは優しくうねりはぐらかす。目くるめく楽器たちの饗宴をクリップスの棒が見事に統率してるのがうかがえる。決然としたラストも圧巻!!


2025年8月23日土曜日

ブルックナー 交響曲第8番7_セル

今日も猛暑日、早朝暑くなる前に玄関の掃除と庭の草むしりを敢行。汗だくにて朝風呂!その後ドジャースVSパドレス戦を見終えて、音楽鑑賞タイム!!

ブルックナー交響曲第8番ニ短調(Novak1890、第2稿)、セル;クリーブランド管弦楽団(1969年録音:セヴェランス・ホール)にて聴こう。 



2025年8月15日金曜日

ベートーヴェン 交響曲全集_スタインバーグ

 ウィリアム・スタインバーグ(ピッツバーグ交響楽団)62-66年録音のベートーヴェン交響曲全集より8番を視聴です。

スタインバーグは、50年代にもピッツバーグとのベトがあるので新しい方です。


2025年8月2日土曜日

エルガー:行進曲「威風堂々」_バルビローリ

 エルガー;行進曲「威風堂々」OP.39を聴く。バルビロー&フィルハーモニア管弦楽団<1.4番1962年>ニューフィルハーモニア管弦楽団<2.3.5番1966年>

そう!「威風堂々」って有名なのは1番だが実は5番まである。(なんなら未完成の遺稿6番もある)
そして「 Pomp and Circumstance」を「威風堂々」と訳した明治時代の人は見事なセンスというほかない。この「 Pomp and Circumstance」は、シェークスピアの「オセロ」の第3幕3場城の庭で、オセロとイアーゴの会話の中でオセロが使った"Pride, pomp and circumstance of glorious war"からきている。イアーゴに騙され嫉妬に狂ったオセロが、「何もかもおさらばしよう栄光ある戦争の誇り、荘厳、軍容も」という荘厳とものものしい軍容という変哲もない単語だ。<威武堂々の軍装束>と訳されたものが後に「威風堂々」となり定着したらしい。
実におもしろい。