今日の一枚。ベートーヴェン 劇付随音楽「エグモント」全曲。セル:ウィーン・フィル。(SP)ローレンガー(語り)ヴッソウ。
こちらは1969年の録音。1970年に逝去したセルのウィーンフィルとの最後の共演作品である。透明感のあるウィーンフィルの響きはやはり素晴らしい。三幕 間奏曲第3番のオーボエのソロの美しさもひとしおです。驚くべきは序曲と終曲でセルの唸り声、歌声が聴こえること。気迫に満ちた演奏です。オルレアンの乙女クレールヒェンのピラール・ローレンガー(SP)。透き通った良い声で私の好きな声です。
こちらは1969年の録音。1970年に逝去したセルのウィーンフィルとの最後の共演作品である。透明感のあるウィーンフィルの響きはやはり素晴らしい。三幕 間奏曲第3番のオーボエのソロの美しさもひとしおです。驚くべきは序曲と終曲でセルの唸り声、歌声が聴こえること。気迫に満ちた演奏です。オルレアンの乙女クレールヒェンのピラール・ローレンガー(SP)。透き通った良い声で私の好きな声です。
エグモント・・・ゲーテの物語です。簡単にあらすじを書くと、「スペインの圧政から逃れて独立しようとする16世紀のオランダ。フランドルの領主エグモント伯は、その独立運動の指導者です。スペイン王フィリップ2世は、その弾圧のためにアルバ公をさしむける。エグモントは、親友のヴィルヘルム・フォン・オラーニエンの忠告を聞かないで、無謀にもアルバ公に直言をしたために、捕らえられたうえに、死刑の宣告を下される。愛人のクレールヒェンは、必死になってエグモントを救おうとするが、ついにその力はおよばず、自ら毒をあおいで死んでしまう。その断頭台に引かれる寸前のエグモントは、ちょっとまどろむが、そのときクレールヒェンの幻影が現われて、彼を祝福し、目覚めたエグモントは強い足どりで刑場へと向う。」という物語です。
エグモント序曲は、東京LIVEのケーゲル:ドレスデンフィルの壮絶な音が耳にこびりついているが、セルのエグモント序曲が、ベートーヴェンの鮮烈的な音なのかも。クリーブランド管、ウィーンフィルのライブ盤とあるが、こちらが一番か。
はい、明日まで暑休休暇です。
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