第1楽章冒頭、ラインのさざ波を感じさせるテンポで良し。第2主題で大きくテンポを落とし、ロマンティックな表現を織り込む。展開部前のパウゼ、デクレッシェンドなど溜めや息遣いを漂わせる棒さばきはミトロの為せる技か。めちゃくちゃ音は悪いがつい最後まで聴いてしまう。第2楽章は、史上最速!ミトロは「レントラー」ではなく「スケルツォ」として、こう来るか!と思う。4楽章、荘重さを意識し低重心な展開。テンポもこの章だけは中庸。ラストは思い切り粘りを見せるもわざとらしくはない。終楽章、やや速いテンポに。明確に弾むように波立つデュッセルドルフのカーニバル。良いものを聴かせてもらいました。
クラシック音楽ブログ 音の洪水
旧ブログ「アマデウスで朝食を!」と合体しました。クラシック音楽鑑賞の参考にしてくだされば幸いです。{カラヤン}はありませんよ!
2025年12月9日火曜日
2025年12月7日日曜日
2025年12月2日火曜日
リムスキー・コルサコフ 「シエラザード」_コンドラシン
リムスキー・コルサコフ 「シエラザード」Op.35 キリル・コンドラシン(C)アムステルダム・コンセルトヘボウ管(1979年録音)(V)クレバース。
2025年11月29日土曜日
ベートーベン ピアノ協奏曲第5番 _ジーナ・バッカウアー
ベートーベン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」、スクロヴァチェフスキー指揮 (P)ジーナ・バッカウアー ロンドン交響楽団 (1962年7月録音:マーキュリー)にて聴こう。バッカウアー といえば、音の粒立ち、男勝りの鍵打・野太さが代名詞のようだが注目すべきは、第2楽章の緩徐楽章(Adagio un poco mosso)だ。深い内省と叙情性が求められるこの楽章において、慎重かつ豊かなニュアンス、優しさと気品を持ち合わせた叙情性が発揮されパルランドな旋律線を奏でる。
2025年11月20日木曜日
R.シュトラウス「最後の4つの歌」_セル・シュヴァルツコップ
R.シュトラウス「最後の4つの歌」、エリーザベト・シュヴァルツコップ ジョージ・セル; ベルリン放送交響楽団(1965年録音)にて聴こう。言わずとしれた不滅の名盤。
2025年11月18日火曜日
マーラー 交響曲第3番_スワロフスキー
マーラー交響曲第3番ニ短調、スワロフスキー(C)ベルリン放送交響楽団、(A)ソニャ・チェルヴェナー RIAS女声合唱団・ ベルリン大聖堂少年合唱団<録音:1963年1月21日、ベルリン(ライヴ)>にて聴く。スワロフスキー先生は、ウィーン国立音楽大学指揮科教授として、アバド、メータ、ヤンソンスなど錚々たるメンバーを育成しているよ。ちなみに1967年のウィーン芸術週間でのマーラーフェスティバル 全曲演奏でもスワロフスキーは3番を担当しているよ。『第1番』(プレートル)、『第2番』(バーンスタイン)、『第3番』(スワロフスキー)、『第4番』(サヴァリッシュ)、『第5番』(ソモギー)、『第6番』(アバド)、『第7番』(マデルナ)、『第8番』(クーベリック)、『大地の歌』(クライバー)、『第9番』(マゼール)、『第10番』のアダージョ(トイリング)である。スワロフスキー先生は、3番が得意かつ好きだったのだろう。
2025年11月14日金曜日
ブラームス ドイツレクイエム 42
ブラームス: ドイツ・レクイエムを聴く 42
先月、仏ハルモニア・ムンディから発売されたばかりの出来立てほやほや 自身もカウンタテナーのラファエル・ピション(指揮)ピグマリオン(合唱、管弦楽)ザビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ)ステファヌ・ドゥグー(バリトン)<2024年12月録音>を聴く。
2025年11月10日月曜日
2025年11月1日土曜日
モーツァルト 交響曲第34番_ケンペ
モーツァルト 交響曲第34番ハ長調 K.338 を聴く。ケンペ、フィルハーモニー管弦楽団(1995年録音)。何故、ケンペが数少ないモーツァルトの交響曲の演奏の中で、この34番を残したのかはわからない。オーボエ奏者のケンペらしくオーボエ・ファゴットは細部でよく奏で、全体的にはドイツ風味の強靭なアクセントと強弱がおもしろい。
2025年10月26日日曜日
メンデルスゾーン 交響曲第1番_アバド
メンデルスゾーン 交響曲第1番ハ短調OP.11, MWV N 13、アバド(C)ロンドン交響楽団<1985年録音>。久しぶりに1番を聴く。お気に入りは第3楽章だ。大好きな変則的な4分の6拍子で書かれているのだ。トリオ部の木管の裏でうごめく弦楽群が妙に良き。終楽章、なぜコーダ最後にハ長調へ!!激情のロマンティシズムのまま行って欲しいやん!!
2025年10月25日土曜日
モーツァルト 弦楽四重奏曲20番_パスカル弦楽四重奏団
モーツァルト 遡って弦楽四重奏曲を聴いていこう。その④ 弦楽四重奏曲第20番 ニ長調 K. 499 『ホフマイスター』。パスカル弦楽四重奏団(1952年録音)。1952年の録音にしては、瑞々しさが失われいません。フランスの弦楽四重奏団ということで大変貴重かなと思う。 メンバーはジャック・デュモン(第1ヴァイオリン)
2025年10月19日日曜日
モーツァルト 弦楽四重奏曲21番_アルバンベルク四重奏団
モーツァルト 遡って弦楽四重奏曲を聴いていこう。その③
2025年10月17日金曜日
モーツァルト クラリネット協奏曲_サビーネ・マイヤー
モーツァルト クラリネット協奏曲イ長調 K622 、サビーネ・マイヤー;ドレスデン・シュターツカペレ(ハンス・フォンク指揮)<1990年録音>を聴こう。こちらは、モーツァルト没後200年の記念にあわせて録音されたもので、もちろん、バセット・クラリネットを使用していますよ。バセット・クラリネットはA管の最低音より長3度低いCまで出せるクラリネットで~す。「バセット・クラリネット」は、18世紀に活躍したクラリネット奏者で作曲家のアントン・シュタードラーためにテオドール・ロッツによって作られた楽器で、もちろん、この曲はモーツァルトがシュタドラーのために書いた曲ダヨーン。
2025年10月12日日曜日
モーツァルト 弦楽四重奏曲第22番_バリリ四重奏団
モーツァルト 弦楽四重奏曲を聴いていこう。その②
モーツァルト 弦楽四重奏曲第23番_アマデウス四重奏団&エリカ・モリーニetc
モーツァルト 弦楽四重奏曲を聴いていこう。その①
2025年10月4日土曜日
ブラームス 交響曲第4番_ベイヌム
ブラームス 交響曲第4番ホ短調Op.98、ベイヌム;コンセルトヘボウ管弦楽団(1958年録音)にて聴く。いよいよ4番の似合う季節がやってまいりましたね。第1楽章、恐れ多くも弱起で始まる冒頭よりのヘボウ管の温かみのある音色が魅力だ。大好きな第2主題、美しいチェロのスペイン風メロディの裏でのコントラバスの重量感、たまりません。コーダの切迫感あふれるオーケストレーションもご馳走様!モツレクのような締めくくりのティンパニーも良き。第2楽章、フリギア(ラ・シ抜き)手法にて、木管が活躍する中あらわれる弦楽群の柔らかで優しい音色とメロディが愛おしい。3楽章、男性的な表情でありながらアクセントは控えめ、テンポは中庸。終楽章、パッサカリヤは、音の余韻をとりつつヘボウ菅のまろやかな響きを活かし、それでいて芯のある作風に。古典的かもしれないが、何度聞いても飽きの来ない演奏です。
2025年9月14日日曜日
チャイコフスキー 交響曲第4番_ドラティ
チャイコフスキー 交響曲第4番ヘ短調OP.36 ドラティ、ロンドン交響楽団(1960年録音:Mercury)で聴く。ドラティ2度目の録音(1度目はコンセルトヘボウ)。随分とドラティを紹介しているがドラティがやっぱり好きかもと思わせる1枚。フィリップス傘下へ入る前のMercuryの録音も好きです。
2025年9月13日土曜日
メンデルスゾーン 交響曲第5番_ミトロプーロス
メンデルスゾーン 交響曲第5番ニ短調Op.107、MWV N.15 ミトロプーロス(C)ニューヨークフィルハーモニー(1954年録音mono)を聴く。
2025年9月12日金曜日
映画「ベートーヴェン捏造」
本日は、有給休暇にて映画「ベートーヴェン捏造」を夫婦で観てきました。まず、この題名ですがポスターにもあるように「捏造」を「ねつぞう」と読んでいますが、<でつぞう>ではないのと思ってしまいます。<捏っちあげ> は、ねっちあげ とは読まないからね。しかし「ねつぞう」は慣用読みで最近はこちらが主流のようですな。漢音が「でつ」で呉音が「ねつ」らしいっす。
2025年9月7日日曜日
ベートーヴェン 交響曲第4番_モントゥー
ベートーヴェン 交響曲第4番変ロ長調Op.60、ピエール・モントゥー(C)ロンドン交響楽団(1959年録音)で聴く。恰幅の良さと懐の深さ、インテンポの極致、モントゥーの安心かつ丁寧な演奏。86歳とは思えない躍動感溢れエネルギッシュな終楽章がお気
に入りです。
2025年8月30日土曜日
ベートーヴェン 交響曲第2番_クリップス
クリップス:ロンドン交響楽団のベートヴェン全集より交響曲第2番ニ長調Op.36(1960年録音)を聴こう。弦楽群と木管群の一体感、各楽器の音色がいちいち美しい。ラルゲットも変に甘くならず、清々しさを味わえる。スケルツォの目に覚めるようなコントラスト、トリオの木管群の柔らかい音色も聴きものです。
2025年8月23日土曜日
ブルックナー 交響曲第8番_セル
今日も猛暑日、早朝暑くなる前に玄関の掃除と庭の草むしりを敢行。汗だくにて朝風呂!その後ドジャースVSパドレス戦を見終えて、音楽鑑賞タイム!!
2025年8月15日金曜日
2025年8月2日土曜日
エルガー:行進曲「威風堂々」_バルビローリ
エルガー;行進曲「威風堂々」OP.39を聴く。バルビロー&フィルハーモニア管弦楽団<1.4番1962年>ニューフィルハーモニア管弦楽団<2.3.5番1966年>
2025年7月26日土曜日
マーラー 交響曲第5番_ノイマン
朝の涼しいうちに、庭の草むしり、玄関の掃除完了。本日は意味もなく休暇です。日米関税交渉合意をまるで大きな成果のように伝える左派メディアにあきれながら熱中症警戒アラートの中、静かに自宅にて過ごします。そしてマーラー 交響曲第5番嬰ハ短調 ノイマン:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(1966年録音)を聴いています。

























