【ウィーン30日共同】今年で生誕250年の天才音楽家モーツァルト(1756-91年)が幼少期に作曲した可能性が極めて高く、これまで知られていなかった新たなピアノ曲が29日、モーツァルト生誕の地オーストリア・ザルツブルクで演奏された。
楽譜は、ザルツブルク大司教区の文書保管所が数カ月前に入手した18世紀後半の楽譜本の中から見つかった。「ウォルフガング・モーツァルトのアレグロ」と書かれている。
同保管所のヒンターマイヤー氏によると、一部欠損もある楽譜本は紙や筆跡の分析から当時モーツァルト一家と関係のあった教会の音楽教師らが書いたとみられ、すでに知られているモーツァルトの曲も含む。同氏はピアノ曲について、モーツァルト作品に間違いないと話している。
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