シューベルト 弦楽四重奏曲_シネ・ノミネ
紅葉の季節も終わり、先週に続き今週もほぼ家で「うったら」な土日を過ごしております。冬には弦楽四重奏曲がお似合い。特にシューベルト。シューベルトには、残されているもので15曲(1曲は断片(12番)1曲は中間楽章紛失(5番))がある。短調が<5曲>。シューベルトの短調は、哀哭、翳り、死と向き合うあきらめ、暗黒というイメージが付き纏う。その狂気にも似たメロディを包み込む得も言われぬ和声の羅列が、暗闇に向かって進む一筋の道となって眼前に現れる。とても冬でなければ聴けない。演奏は、「シネ・ノミネ四重奏団」。シネ・ノミネとはラテン語で「名もなき」という言葉らしい。
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