2007年2月1日木曜日

アンダンテ カンタービレ

最近、TV・漫画「のだめカンタービレ」のおかげでクラシックブームだという。
秋川雅史の「千の風にのって」が紅白出場でオリコン1位になったりもしている。

それにしても確かにカンタービレという言葉が有名なった。
さて私にとってカンタービレといえば、やはりチャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番ニ長調作品11の第二楽章~アンダンテ・カンタービレということになろうか。
1876年12月、モスクワにきた文豪トルストイに敬意を表して、ニコライ・ルービンシテインは特別の音楽会を催した。この時「アンダンテ・カンタービレ」が演奏され、チャイコフスキーの隣に座っていたトルストイが感動のあまり、この曲を聴きながら涙を流しはじめたというエピソードは有名である。妹アレクサンドラの領地ウクライナのカメンカで職人がを歌っていた「ワーニャは長椅子に座って、コップにラム酒を満たす、満たしもやらずもエカチェリーナのことを思う」という歌詞の民謡をもとにしているらしいが、それにしても美しいメロディーである。どこまでも広がる大地を思い浮かべながら聴くといい。心を落ち着けたい時、心を休めたい時、ぜひどうぞ。

それでは、andante_cantabile(クリック)をお聴きください。演奏はエマーソン四重奏団です。

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