2015年6月21日日曜日

サン=サーンス ピアノ協奏曲全集


今朝は、ゴルフの練習と車の定期点検などで時間がつぶれ、午後からの音楽鑑賞。
今日の一枚(2CD)は、サン=サーンス ピアノ協奏曲全集 パスカル ロジェ;デュトワ指揮 PO/RPO/LPOより 2番・4番を。
サン=サーンスといえば、あの有名な交響曲第3番{オルガン付}が好きでいつも同じくデュトワとミュンシュで聴いているが、この前、黄桜酒造のCMに第2部第1の冒頭が使われていて思わず拍手をしたものだ。
さて、あまり演奏会などでも聴く機会もないが、ピアノ協奏曲もいいんです。(カビラ風に)
なかでも2番ト短調。
いきなりピアノからの美しいパッセージのカデンツァ。そしてドラマチックなフランス風序曲。2楽章スケルツォは、ロジェの蝶のような軽やかなタッチが可愛らしい。最終楽章プレストは、疾走するピアノとオーケストラの競演。聴いていて飽きない2番です。
そして4番ハ短調。
2楽章2部構成は{オルガン付}と一緒。
それだけで十分興味が沸々と湧いてきますが、
第一楽章 協奏曲というより競争曲的な面持ち。変奏曲的な面も。ピアノがアルペジオを多用して初めて協奏曲へ。面白い。曲想も穏やかに。
第二楽章 
とにかく軽快なロジェのタッチが冴えわたる。スケールとアルペジオの「のぞみ」号的速さ。中間部の愁いを帯びた弦楽の響き。
それに続くピアノの優しいフレーズ。と思いきや劇的なフィナーレ。やはりこちらも聴いていて飽きない。
サン=サーンス ブラボーどぇす!!

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