2016年3月10日木曜日

ドイツ・レクイエム 7

月に一度は聴きたくなるブラームス「ドイツ・レクイエム」シリーズ。明日で東日本大震災から5年ですね。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、先日他界したアーノンクルに敬意を顕し捧げたいと思います。
アーノンクール指揮:ウィーンフィルハーモニー+アーノルド・シェーンベルグ合唱団(2007年ウィーン・ムジークフェラインザール ライブ録音)
アーノンクールは、ウィーン楽友合唱団ではなく手兵:アーノルド・シェーンベルグ合唱団を用いる事でコーラスの透明感ある声を獲得しています。またソプラノにゲ ニア・キューマイヤーを用い、重層的な音に負けない美しい歌声を発揮させます。(キューマイアーはハイドンの「四季」でもアーノンクールに起用されていますね)ウィーンフィルは、無駄なヴィブラートを抑制し、清らかな響きを奏でており、アーノンクールならではのフレージングの強弱にも見事に対応しており、荘厳さよりも壮麗さに重点が置かれた名盤かと思われます。
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人はみな草のごとく 人間の光栄はみな 草の花のごとし。
草は枯れ 花は散る。
・・・・・
主に救われた人々はふたたび戻り
シオンへと歓呼の声とともに来たらん;
永遠の喜びを頭上にいただき;
喜びと歓喜をつかみとり
そして苦悩と嘆息は消え去らん、必ずや。

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