シューマン 交響曲第1番「春」_バーンスタイン
レニー ニューヨークフィル(1960年録音)で、シューマン 交響曲第1番変ロ長調 Op.38「春」を聴く。
レニー42歳の溌剌とした演奏がこのシンフォニーにマッチしている。
第1楽章序奏部冒頭のトランペット・ホルンによるファンファーレはたっぷりとゆっくり目で始まる。主部が始まると一気に飛び跳ねるような軽やかさ。ティンパニーの少し乾いた打撃も心地よい。小気味よい爽快感と迸るエネルギーを感じる演奏だ。第2楽章は、弦楽の美しい旋律。レニーの独特の抑揚とテンポの揺れで感情の高まりが表現されていく。
終楽章、生き生きとしたコデッタ、終盤コーダ部のストリンジェンド的なアッチェランドもレニーらしさをまざまざと見せつけてくれる。爽やかで面白い演奏だ。SONYの録音も素晴らしい。
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