40年以上にわたってニューヨークのメトロポリタンオペラを率い、世界でも有数のオペラ座にのし上げたジェームス・レヴァインが3月9日にカリフォルニア州のパームスプリングスで死去していたことがわかった。享年77歳。晩年、セクハラ・スキャンダルで評判を落としたが、解雇したメトロポリタンを不当解雇で訴え勝訴している。沈黙していたレヴァインは、今年1月イタリアで復活するはずだった(ベルリオーズ《ファウストの劫罰》、ブラームス《ドイツ・レクイエム》、モーツァルト:交響曲39,40,41番) が、コロナ過でそれもなくなり、そもまま死去。残念。そんなわけで、マーラー 交響曲第3番ニ短調(レヴァイン:シカゴ交響楽団、録音1975年)を聴く。3楽章、ハーセスのポストホルンはいつ聴いても絶品だ。終楽章の極めて遅いテンポは有名。同じCSOのショルティと6分12秒も違う。夜中の3時に聴くにはこのテンポでちょうどいい。
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