第22弾は、久々の弦楽四重奏曲の登場。
ミラノ四重奏曲の5番目の作品「弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 K.159」です。緩・急・急という楽章構成を持つ特徴的な作品です。
いわゆるディヴェルトメント風ですね。
第一楽章はアンダンテというゆったりとしたテンポで始まり柔らかく温かみのある音色です。何故か9小節目まで第1ヴァイオリンが登場しない。そしてこの9小節目の第2ヴァイオリンとヴィオラのシンコペーションは「らしい」としか言いようがない。
さて、この曲の肝は、なんといっても第2楽章(5分30秒から)でしょう。モーツァルトにとって始めての短調でのソナタ・アレグロ。まさに疾風怒濤的傑作といえよう。かの「疾走するかなしみ」は原点はここにあるような気がする。調性は宿命のト短調。ひたむきに駆け抜けるという言葉がぴったりくるだろうか。
それでは聴いてください。。mozart_06_k.159(クリック)。
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