マーラー 交響曲第3番を聴く。何故に夏に!!たしかマーラー自身が削除したけど、第1楽章「夏が行進してくる」と標題がついていたような。ホーレンシュタインには、ロンドン交響楽団との間に2つの録音がある。1つは、言わずと知れた1970年のユニコーン盤のセッション。もう一つが、1961年のライブ(mono)。最高峰の第6楽章を奏するホーレンシュタイン盤は、何度聴いても素晴らしい。
ライブ盤の方がテンポは速めだ。そして第1楽章終了にヤンやヤンヤの拍手喝さいが入っているのが面白い。
セッション盤は、かなり音質が良い。冒頭のティンパニーで既にやられてしまいます。演奏も弾きしまった緊張感の中進んでいく。第4楽章のアルト、ワッツとプロクターの甲乙つけがたしで、どちらも深みのあるいい声。テンポは変わらないが、ライブ盤の方がかなり揺らしている感じ。しかし不自然さはない。セッション盤は、少し夜にヒンヤリ感を感じるところがいい。第6楽章、これはもう言うことはないでしょう。しなやかでありながら厚みのある音彩。抜群のテンポの揺れ、自然と湧き上がる高揚感。終結部の壮大さ。これはやはり私の3番の原点です。
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