ブルックナー 交響曲第7番 ホ長調 (Nowak版)、アイヒホンル、リンツ・ブルックナー管弦楽団。(1990年録音)
コロナ禍がなければ、来月おとずれる予定だった「リンツ:ブルックナーホール」にて録音された演奏を聴く。無念。
リンツは、モーツァルトが交響曲第36番「リンツ」をベートーヴェンが交響曲第8番を作曲したオーストリアの第3の都市。 そしてブルックナーが生まれ、この街の旧聖堂のオルガニストを務めていた。リンツ・ブルックナー管弦楽団は、リンツ州立劇場のオーケストラであったが、1968年に「ブルックナー管弦楽団」の名称を冠する。アイヒホルンは、この7番を皮切りにブルックナーチクルス録音を始めたが「5.2.9番」を終えた段階で道半ば逝去した。滋味に満ちた優しさ溢れる柔らかな演奏。何ら小細工なしに、ブルックナーのゼグエンツ、和声を紡いでゆく。
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