2021年4月11日日曜日

ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲_マルツィ

 3月中旬から始まった桜巡りもひと段落で今週は「オコモリ」の週末でした。マスターズの松山の活躍で、いつもよりさらに夜中に起きているのでお昼寝で過ごす2日間だった。

夕方、ふと気になったのが、ヨハンナ・マルティによるドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲イ短調 op.53 (C)フリッチャイ、ベルリンRIAS交響楽団 【1953年録音:イエス・キリスト教会】。ハンガリー人同士の組み合わせ。マルティの凛としていながらどこか温かみを感じる音質は心地よい。フリッチャイの50年代前半特有の明朗にして熱量の高い伴奏を仕掛けるが、マルツィは、ある時はいなし、ある時は寄り添い渡り合う。第2楽章の美しさは白眉。美しく静謐な香りをもつ濁りのない素晴らしい演奏に感嘆。



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