リムスキー・コルサコフ「シェエラザード」Op.35、ドラティ(C)ミネアポリス交響楽団<0958年録音;Mercury>にて聴く。
男気ドラティの引き締まった硬派のオーケストレーション。「Mercury」レーベルの音の良さも相俟ってダイナミックで生々しい音響が聴こえる。そして忘れてはならないのが、ヴァイオリンソロだ。コンサートマスター:ラファエル・ドルイアンである。ご存じ、ドルイアンはこの後、セルに招かれクリーブランドへ、セル亡き後は、ブーレーズが三顧の礼でニューヨークフィルのコンマスへ迎えている人物。この1958年は、ドラティの下、ミネアポリスのコンマスなのだ!過度なロマンティシズムに溺れることなく、非常に精確で洗練された気品を保ち、男気ドラティのシャープなダイナミズムと推進力とのコントラストが見事。妖艶かつ知的なヴァイオリンが王妃の凛とした佇まいを匂わせる。各楽器の分離の良さと解像度の高さは、Mercuryならではです。

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