2016年7月18日月曜日

マーラー 交響曲第1番_イッセルシュテットのTAHRA盤より


今朝の音楽。
イッセルシュテット:北ドイツ放送交響楽団によるTAHRA盤。
Vol.1は、ブルックナー 4番と7番、Vol.2は、マーラー 1番と4番。
Vol.1は、以前紹介させていただきました。
http://mozartgogo.blogspot.jp/2015/07/47.html に掲載)
今朝は、Vol.2 マーラー交響曲第1番(1969年ライブ録音)について一言。
第1楽章・・・優しく温かみのある音。深き森で聴いているような安心感と安らぎを感じることができます。
第2楽章・・・驚くべき遅いテンポです。オスティナート・リズム、史上最も遅い演奏ではないでしょうか。(9:38)
低中音域重視の作りこみで全く違った表現が味わえます。
第3楽章・・・フレール・ジャックのメロディも極めてスローなテンポでスタートする。ハープの弾きが印象的で、中間部では強くボヘミアンな匂いのする演奏で面白い。
第4楽章・・・NDRの弦楽群の堂々たる弾きぶり。フィナーレまで、決して逸らず音色に重きを置くイッセルシュテットならではの大人の演奏。
60年代のマーラーの演奏は、面白いものが多い気がします。
4番だけ、モノラル録音ですがこれも素敵な演奏です。
また機会があれば触れたいと思います。

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