サントリーホールで開催された「NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団」のコンサート、夫婦で行って来ました。(北ドイツ放送交響楽団の方がなじみですが)
ピアノコンチェルトを弾くグリモーが肩の故障とやらで来日できず。正直ガッカリしていましたが、、代役のブッフビンダー。これはお釣りがくると意気揚々と出かけました。
予想通りブッフビンダーのベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、秀逸でした。
感動して聴いておりました。ブッフビンダーのピアノは、玉のように転がる音も剣を突き刺すような打鍵も多彩に操り、両手のバランスが素晴らしく、私のような素人でもクッキリと音が浮かび上がってくるのがわかる。また、あれほどナチュラルなクレッシェンドとデクレッシェンドを聴かされたのは、初めてでした。細かな音符の一音一音が順番に大きくなり小さくなる。お気に入りの第2楽章は、変にもったいぶらず、それでいてリリカルな演奏でした。かみさんは、ベンちゃんのソナタのCD買ってました。NDRは、昔の録音をよく聴いている為か、勝手に弦楽群はもっと低重心だと思っていたのですが、意外にも明るめの音彩。中声部の美しさは抜群でした。管楽群の迫力は、想像通り。ブルックナー 7番。第1.2楽章共にテンポは、速めです。個人的には、第2楽章は、もう少しタメて欲しかった。第3楽章スケルツォは、抜群に良かったです。出だしから野性味溢れ中間部は、グッと柔らかく。NDRのワグナーチューバ、ホルンの豊穣な響きを満喫しました。
観客の入りは7割程度、グリモー目当てのミーハー達が来なかったようです。
また、さすがメインがブルックナーだけあって女性客が少ない。かみさんもトイレが空いてびっくりしたようでした。
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