2020年12月7日月曜日

シューマン 交響曲第4番_ボールト

 シューマン 交響曲第4番ニ短調Op.120。エードリアン・ボールト;ロンドンフィルハーモニー(1956年録音)で聴こう。

何と情熱的なことか。冒頭から少し早めのテンポでぐいぐい進んでゆく。低弦を効かせ濃厚な味付け。ロンドンフィルの金管群のバリバリ感も常に強いエネルギーを維持し続ける。
第3楽章は圧巻。コントラバスが主役の重量級のスケルツォ。フィナーレの熱き序奏も、第1主題の決然さも魅力的だ。終始重量級のオーケストレーションの中、快速で進んでいく小気味よさ。ボールトの男気が前面に出た演奏だ。

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