2026年7月22日水曜日

モーツァルト 弦楽四重奏曲第10番_アマデウス四重奏団

モーツァルト 遡って弦楽四重奏曲を聴いていこう。その⑭

弦楽四重奏曲第10番ハ長調 K. 170 、アマデウス弦楽四重奏団(1976年録音)「ウィーン四重奏曲」の3曲目。第1楽章をアンダンテの変奏曲にしたのは、ハイドンの作品17-3<変ホ長調 Hob. III:27>のオマージュか。また、全楽章がソナタ形式でなく、また主題と4つの変奏を持つ作品はこれしかないことから、モーツァルトの実験段階であることを示唆するものだろう。第1ヴァイオリンのノーバート・ブレイニンは、非常に表情豊かで美しい「歌心」を持と、adagioに気品と潤いを与えている。ちなみに、アマデウス四重奏団は、ロンドンで結成されているが、主要メンバーはウィーン出身の亡命音楽家たちである。終楽章「ロンドー」での、軽快で息の合った掛け合いも楽しい。


 

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