2016年8月3日水曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その4

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。

その4
ピアノ協奏曲からの3曲目、ピアノ協奏曲18番 変ロ長調 K.456です。
こちらの第2楽章 Andante un poco sostenutoは、ト短調。
20番以降が有名過ぎて、こちらはあまり聴かれませんが、盲目のピアニスト、マリア・テレージア・フォン・パラディスために作曲された作品です。2楽章は、フランスっぽい曲調の美しい主題と変奏曲になっています。

変ロ長調の平行移調であるト短調で書かれているわけですが、「フィガロの結婚」でバルバリーナが歌う「カヴァティーナ」に似た主題を含む5つの変奏曲から構成されています。切なくも暗い序奏に続く、ピアノのソロ。短調と長調を彷徨いながら展開する変奏曲の妙は、まさにモーツァルトならでは。



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