2007年11月17日土曜日

ヴァイオリンとヴィオラ ~ モーツァルトを語る 第36弾

Ichou

第36弾は、「弦楽五重奏曲第3番ハ長調K515」。
かの第4番K516を登場させたのが第2弾(2006年10月19日)。随分と遅くなってしまった。
並べて掲載するべきだった。なにせこの二曲は一対のような捉え方をよくされるからである。

第一楽章のアレグロは楽しい。内声部が8分音符を刻む中、チェロが重い足取りで音階を駆け上がり、第一ヴァイオリンが優しく手を差し伸べゆく第一主題。なんと4オクターブを駆使。展開部は、ハ長調とは思えない音の色彩。憂いのメロディー。感服!!
そして第二楽章アンダンテは限りなく美しい。今日のような秋の穏やかな日にグッとマッチした曲です。
第一ヴィオラが第一ヴァイオリンとが絡み合うように旋律を奏で、まるで二重協奏曲のようです。
ヴィオラをこよなく愛したアマデウスならではの作品ではないでしょうか。ヴィオラ奏者にはたまらない曲でしょう。

それでは、第二楽章をお楽しみください。mozart_03_k.515 - II_Andante(クリック)

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