2015年7月26日日曜日

ブルックナー 交響曲第4番&7番_イッセルシュテット

今朝の一枚。隠れた名演。
イッセルシュテット;北ドイツ放送響による「ブルックナー 交響曲4番&7番」。
この4番(1966)は素晴らしい。実に美しい響きと厚みを持つ「ロマンティック」である。
外の暑さを忘れて、安心して身を委ね聴きほれる事が出来る。低弦の重厚さもドイツらしさを兼ね備え、淡々とした中にもふくよかな温かみのある演奏。
7番もいいです。美しく朗々たる第1楽章。深い響きの出だし、テンポも上げ下げも全く不自然さを感じさせない、決然・峻厳の第2楽章。「惚れてまうやろう!」



2015年7月24日金曜日

ブラームス 交響曲チクスル_イッセルシュテット


今夜は、ブラームス交響曲4曲通しで聴いてみる。ブラームス交響曲全集はやたらと保有してるが、今夜の演奏は、ハンス シュミット=イッセルシュタット;北ドイツ放送響で。ブラームスの故郷のオーケストラ。2盤3番にNDRの重い豊かな音色がよく合う。4番LIVEは秀逸・圧巻。逝去7日前のハンブルク ムジークハレでのLIVE。

2015年7月19日日曜日

ドヴォルザーク スラブ舞曲集_クーベリック

暑くならないうちに、玄関側の掃除、剪定をすませ、今日の一枚は、クーベリック;バイエルン放送響による「ドヴォルザーク;スラブ舞曲集」。アンサンブルの聴きごたえ満点。チェコ生まれのクーベリックのドヴォルザークの曲に対する愛情は格別なのか。良い演奏が多い。中でも第2集 第2番 (10番)アレグレット・グラツィオーソ ホ短調はあまりに有名。メランコリーなメロディは愛すべき一曲。さすがメロディーメーカー”ドヴォルザーク”。



2015年7月18日土曜日

リスト 巡礼の年

今晩は、かみさんが実家に帰っている。息子・娘もまだ帰宅していない。中古CDショップで見つけた リスト「巡礼の年」全集3枚組~ラザール・ベルマンをいつもより大きめの音量で聴いてみる。超絶技巧で名を馳せたベルマンですが、あくまでも弱音から強音まで、充分な残響を伴い濁りの無いピアノの音を奏でる。美しい旋律に酔いしれています。


チャイコフスキー 交響曲第5番_ケンペ

今日の一枚。Disk Union にて購入(海賊版っぽいぞ)。
ケンペ:バイエルン放響1975年(逝去前年)のライブから
「チャイコフスキー 交響曲第5番 ホ短調 Op.64」。
音は非常に良い。ライブらしい白熱の名演。音彩という言葉があるかどうかしらないが。明るい。それでいて「朗々」。終楽章の厚みのある弦から始まる質実剛健な響き。風格!!これは逆に、「後半部 お得意の高速くるなぁ」と予感させる。来たー。程よい推進力!!ティンパニーもいい。圧倒的ヴォルテージ。ブラボー!!



2015年7月17日金曜日

ニュルンベルクのマイスタージンガー

明日より三連休。よって夜更かしできます。で、今夜は、ラファエル・クーベリック;バイエルン放送管弦楽団&合唱団(1967年録音) ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を聴いてしまいます。(CALIG盤)


2015年7月16日木曜日

シューマン ミニョンのためのレクイエム


今日は少し早目に帰宅できたので、シューマン「ミニョンのためのレクイエム・ミサ曲ハ短調」コルボ;リスボン・グルベンキア財団管弦楽&合唱団 を聴いています。
根っからの「原恩主義」の日本人でありながら、何故か月に1.2度は「原罪主義」の宗教曲を聴きたくなる。モツレクしかり、ブラームスのドイツレクイエムしかり。ブルックナーしかり、シューベルトしかり。音楽はやはり偉大だ。
さて「ミニョンの為のレクイエム」実は、ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」第8巻第8章からとられている。通常のレクイエムで用いられているラテン語の祈祷文ではない。厳密にいうと宗教曲とは言い難いのかも。物語の最期は「ミニョンがヴィルヘルムを愛する感情を抑え切れなくなり、激しい動悸にさいなまれながらヴィルヘルムの腕の中で天に召されるというもの。」しかし、実に宗教的色彩の強い作品です。
次に、ミサ曲ハ短調は、ロマン派の宗教音楽の完成者であるブルックナーへとつながる貴重な作品であろうか。
シューマンらしく非常に重苦しいキリエから始まる。
キリエの最期の和音ハ長調を受け継いだグロリアは、高らかに謳い上げる。途中のソプラノ独唱部は非常にロマンチックで美しい。最後はテノール先導の壮大なフーガ。
クレドは、変ホ長調で始まるが、静かにハ短調へ。そして突如ハ長調へ転換。キリストの死と甦りを見事に表現したのであろうと思う。
オッフェルトリウムは、オルガンとチェロが美しいソプラノの独唱を支える。
サンクトゥス は、「聖なるかな」をシューマンらしく厳かに静かに謳う。そして消えゆくと思いきや高らかに「栄光」を。悲しげなト短調のテノール独唱、優しく歌う変ホ長調のバス独唱。最後はソプラノの先導によるアーメン「フーガ」。
終曲アニュスデイ。ハ短調でやはりシューマンらしく、もの悲しい始まり。でも美しい。最後は・・・ハ長調で静かに終わる。
こういう平日があっても良いかも。

2015年7月12日日曜日

ブルックナー 交響曲第8番_クナッパーブッシュ


今日も暑くなりそうです。庭の雑草とりをしないといけないのに。ということでまずは、今朝の一枚。クナッパーブシュ;ミュンヘンフィル「ブルックナー 交響曲第8番 改訂版」を聴く。1963年録音。

2015年7月11日土曜日

モーツァルト ヴァイオリンとビオラのための協奏交響曲_グリュミオー

本日の一枚。グリュミオーの「モーツァルト ヴァイオリンとビオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364」コリン・ディヴィス(C)ロンドンフィル、(ヴィオラ)アリーゴ・ペリッチャ。
モーツァルトのマイベスト5にはいるこの曲。ペリッチャのヴィオラもまた素晴らしい。
それにしても愛器ストラディヴァリ《エックス・ゲラン・デュポン》を駆使した甘美にて艶のあるグリュミオーならではの表現力に首ったけです。
とくに第2楽章 Andante は、涙なくしては聴けない。ヴァイオリンとヴィオラの掛け合いは、「赦し」の音色。モーツァルト自身はよくヴィオラを演奏していただけあり、ヴィオラの持つ深みが曲を引き締める。この曲はヴィオラは半音上げのスコルダトゥーラ。パート譜はニ長調(変ホの半音下)。張力と開放弦による倍音マジック。
第1楽章は、華やかながらも時折見せる憂いがまた魅力的です。映画「アマデウス」でもサリエリがモーツァルトのオリジナル楽譜を見て愕然とするシーンに一瞬使われています。とにかくK.364は私にとっては珠玉の一曲です。




2015年7月5日日曜日

モーツァルト 戴冠式ミサ_ピノック


今朝の一枚。モーツァルト「戴冠式ミサK.317-ヴェスペレk.339」。
口は悪いが、愛しき同級生「本多氏」の勧めで買ったものです。
ともに合唱を少しかじっていたので、どうしてもコーラスがあるものは、演奏もさることながら「コーラス」の良し悪しに耳がいく。
さすがは、本多氏。こちらのコーラスはいいんです。独唱もいい。かのバーバラ・ボニーは特に。K.317のAgnus deiは本当に美しい。また、K.339(こちらがお気に入り)の Laudate Dominum。涙ものです。

2015年7月4日土曜日

ショパン 24のプレリュード

今朝の一枚。ポリーニ「ショパン 24のプレリュード」(1972年録音)。
ポリーニが、エチュードについで2番目に録音したもの。
ちなみに私が生れた年に、ポリーニは満場一致で若干18歳で第6回ショパンコンクールを制覇している。
音の粒がはじけだす、それでいて格調高く。そんなポリーニのプレリュードは格別。