2023年12月23日土曜日

R・コルサコフ_「クリスマス・イヴ」組曲_アンセルメ

 本日は、久しぶりの有給休暇です。珍しくどこへも行きません。洗車を済ませ、ホット一息。コーヒーブレイク。R・コルサコフの歌劇『クリスマス・イヴ』組曲。アンセルメ;スイス・ロマンド管弦楽団(1958年録音)。



2023年12月16日土曜日

シューマン 交響曲第3番「ライン」_サヴァリッシュ

 シューマン 交響曲第3番変ホ長調OP.97「ライン」、サヴァリッシュ、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団(1973年録音)にて聴く。

N響アワーのOpening曲としても使われた(2008-12年)第1楽章は、逆巻くローレライの川浪を思わせる。とにかくこの時代の「SKD」は素晴らしい。シルキーな弦楽群、「ライン」に欠かせないペーター・ダム率いるホルン群、ゾンダーマンの乾いてメリハリの効いたティンパニー。木管群の豊かな響き。そしてサバリッシュの清冽な音楽性が躍動感の中に筋肉質なオーケストレーションを生み出す。決してマーラー編でなくても完成度の高い演奏だ。4楽章、調記号は変ホ長調でありながら「変ホ短調」の荘厳なコーラル。バッハの平均律クラヴィア第1巻:第24番 ロ短調 BWV.869の旋律。ここが「ライン」の真骨頂。SKDの低弦群のなんと重厚感のある音色。さあ、フィナーレへ向け、ケルン大聖堂の鐘が「変ホ短調」で響く。1拍遅れのホルンがこだまのようにFp。押しも押されぬ名盤であります。



2023年12月15日金曜日

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲_コーガン

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲ニ長調OP.61を聴く。(カデンツァ:ヨアヒム)コーガン;シルヴェストリ、 パリ音楽院管弦楽団<1959年録音>。コーガンの冴えわたった音色にただただ聴き惚れる。


 

2023年12月9日土曜日

ムソルグスキー「展覧会の絵」_オーマンディ

 ムソルグスキー「展覧会の絵」、ショルティ;シカゴ交響楽団<1980年録音>を聴こうか。スーパープレミアムブラスセッションに誰しも異論はないはず。冒頭のハーゼスのトランペット「参りました。」ビドロのジェイコブスのチューバ、「惚れてまうやろう!」



ブラームス ドイツレクイエム 41

 ドイツ・レクイエムを聴く 41

またまた、大学の同級生H君よりの戴き物。最近は円盤組合や塔やニッパーに行くこともなく戴き物が多い。
ピアノ4手によるドイツ・レクイエム。フィリップ・モルによる編曲版、【演奏】フィリップ・メイヤーズ(P)フィリップ・モル(P)マーリス・ペーターゼン(S)コンラッド・ジャーノット(Br)
ベルリン放送合唱団
サイモン・ハルジー(合唱指揮)【録音:2009年11月11-13日】
ドイツ・レクイエムはブラームス自身の手による4手のピアノによる編曲された楽譜が残っているが、声楽パートも無く、ピアノのみで演奏するためのものだ。そのため、録音する場合は総じて編曲が行われるが、当盤もアメリカのピアニスト:フィリップ・モルによる編曲である。1曲、比較的優雅なテンポでスタートし、コーラスは極めて透明感のある歌いだしで変に重さを感じない。ピアノ版の良き面であろうか。さすがにベルリン放送合唱団は淀みなくパレストリーナ風の対位法をこなす。2曲、変ト長調に転じてからのコーラスの美しさと柔らかさは聴き物。ピアノの編曲も面白い。2曲の醍醐味「Aber des Herrn Wort」のテノールも気張りなくきっちり決まっている。ソプラノの余韻も美しい。3曲、ジャーノットは、伸びのあるモノローグを聴かせてくれる。後半部の壮麗なフーガは、あくまでも美しく柔らかくがモットーのようだ。5曲、ソプラノのペターゼンは、まろやかな好きな声だ。テンポは少し速め。6曲、ピアノ版では、やはりどうしても劇的さが不足するのは致し方なしか。中間部の勝手に七色のハーモニーと呼んでいる部分のテンポとゆらぎには不満が残る。大フーガのテンポは個人的にはもう少し遅くして欲しかった。7曲、この出だしは弦楽群の美しい調べがないとなぁ、ピアノ版を聴くと、どうしてもそう思うのであります。ベルリン放送合唱団は、さすがでした。