2015年8月30日日曜日

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲_コーガン

今朝の一枚。ブルッフの代表的な曲を聴こう。
「ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26」。レオニド・コーガン / ロリン・マゼール+ベルリン放送交響楽団(1974)。
冒頭ティンパニの静かな響きと木管に次いですぐに始まるコーガンの冴えた音色が何とも言えない。暫し激しくも切ないメロディに酔いしれる。ドラマチックな中間部を経て、再度第1主題を奏で第1ヴァイオリンが変ロ音を伸ばす中、途切れず第2楽章へ。これが飛び切り美しいアダージョ。コーガンの愛器「グァルネリ・デル・ジェス」の深い響き、張り詰めた弦力がよく似合う。第三楽章は、一転晴れやかな楽風(ハンガリー風)。ここでもコーガンの技が冴えわたる。ブラボー!!コーガン。

2015年8月29日土曜日

ブラームス 交響曲第3番_バルビローリ

徐々に涼しくなり、愈々秋の気配を感じさせる今日この頃。今朝の一枚は、そんな季節にピッタリ。「ブラームス 交響曲第3番 ヘ長調 Op.90」バルビローリ;ウィーンフィルです。第2楽章の木管群の柔らかさ・繊細さは、「サー・ジョン」ならでは。3楽章のゆったりとしたテンポは、切なさの極致。ウィンナホルンの響きもすすり泣くヴァイオリンの音色も何とも悲しい。

2015年8月23日日曜日

ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」_クレンペラー

今朝の一枚。ベタですが、クレンペラー;フィルハーモニア管の「英雄」(1959)を。何度聴いても緊張の中の高揚感を得られるブレのない名演。

2015年8月22日土曜日

ドヴォルザーク 交響曲第7番_モントゥー

今朝の一枚。「ドヴォルザーク 交響曲第7番」。モントゥー:ロンドンフィルで。<おじさん何でも集め症候群>で色々聴いて、あれもいい、これもいい と渡り歩くのだが、どうしても戻ってきてしまう演奏(一枚)がある。
モーツァルト 40番のワルター。
シューマン 4番のフルトヴェングラー。
チャイコフスキー 悲愴のフィリチャイ。
そしてドヴォルザーク 7番のモントゥー。

2015年8月17日月曜日

ベートーヴェン 「エグモント」_セル

今日の一枚。ベートーヴェン 劇付随音楽「エグモント」全曲。セル:ウィーン・フィル。(SP)ローレンガー(語り)ヴッソウ。
こちらは1969年の録音。1970年に逝去したセルのウィーンフィルとの最後の共演作品である。透明感のあるウィーンフィルの響きはやはり素晴らしい。三幕 間奏曲第3番のオーボエのソロの美しさもひとしおです。驚くべきは序曲と終曲でセルの唸り声、歌声が聴こえること。気迫に満ちた演奏です。オルレアンの乙女クレールヒェンのピラール・ローレンガー(SP)。透き通った良い声で私の好きな声です。
エグモント・・・ゲーテの物語です。簡単にあらすじを書くと、「スペインの圧政から逃れて独立しようとする16世紀のオランダ。フランドルの領主エグモント伯は、その独立運動の指導者です。スペイン王フィリップ2世は、その弾圧のためにアルバ公をさしむける。エグモントは、親友のヴィルヘルム・フォン・オラーニエンの忠告を聞かないで、無謀にもアルバ公に直言をしたために、捕らえられたうえに、死刑の宣告を下される。愛人のクレールヒェンは、必死になってエグモントを救おうとするが、ついにその力はおよばず、自ら毒をあおいで死んでしまう。その断頭台に引かれる寸前のエグモントは、ちょっとまどろむが、そのときクレールヒェンの幻影が現われて、彼を祝福し、目覚めたエグモントは強い足どりで刑場へと向う。」という物語です。

エグモント序曲は、東京LIVEのケーゲル:ドレスデンフィルの壮絶な音が耳にこびりついているが、セルのエグモント序曲が、ベートーヴェンの鮮烈的な音なのかも。クリーブランド管、ウィーンフィルのライブ盤とあるが、こちらが一番か。
はい、明日まで暑休休暇です。

2015年8月16日日曜日

シベリウス 交響曲第6番

5日ぶりの自宅です。久しぶりのスピーカーからの音楽鑑賞。ベルグルンド;ヘルシンキフィル「シベリウス 交響曲全集より」第6番をチョイス。
一番好きなのは「2番」(セルの影響)なのだが、次に好きなのがこの6番。美しい序奏から始まりハープとフルートの競演。これだけで「いいね!」です。そしてコントラバスのピチカートに導かれたバスクラリネットとチェロの旋律。ゾクッ。ドラマチックさはない、ただただ美しい。この透明感は夏の夜に聴くには、ぴったりでは。


2015年8月13日木曜日

シューマン コンヴィチュニーで

今朝の音楽。コンヴィチュニー;ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 「シューマン 交響曲全集」。正統ゲヴァントハウス管のシューマンは、味わいがある。管楽器群の響きが好きだ。そして意外にも弦楽群は明るいめの響きを持つ。しかし、シューマン独特の陰鬱なフレージングでは重厚に。シューマンの交響曲は「ライン」以外の3曲は、ゲヴァントハウス管が初演を務めているらしい。1.2番の指揮は「メンデルスゾーン」で。伝統を受け継いだ60年代のゲヴァントハウス管は好きだ。今日より親父の墓参りに実家へ戻ります。

2015年8月9日日曜日

マーラー 交響曲第2番{復活}_小澤

今日は、8/9.これを視聴しておきましょう。1995年6月14日、小澤征爾が長崎,浦上天主堂の大聖堂で指揮した「平和への復活コンサート」 マーラー 交響曲第2番{復活}。

https://www.youtube.com/watch?v=-5SEmXDuFvw

2015年8月8日土曜日

マーラー 交響曲第4番_セル

今朝の一枚。セル;クリーブランド管弦楽団 「マーラー 交響曲第4番 ト長調」。4番は、実は自分の中ではあまり聴かない曲でしたが、セルの4番を手にしてから聴くようになりました。透明感のある静謐な演奏です。

2015年8月2日日曜日

シューベルト 交響曲全集

昨日、ゴルフの帰りに「コメリ」にて除草剤を購入。今朝は和室裏の生え放題の雑草を除去。
当然汗だく。風呂に入って、やっと今朝の音楽。
「シューベルト 交響曲全集」 ブロムシュテット:シュターツカペレ ドレスデン

(1978-18;ドレスデン ルカ教会)。
美音のトゥッティ、アンサンブルが心地良い。