2020年6月27日土曜日

マーラー 交響曲「大地の歌」_クリップス



今朝は、マーラー 交響曲「大地の歌」を聴こう。クリップス、ウィーン交響楽団、ヴンダーリヒ(T),フィッシャーディスカウ(Br)<1964年ウィーンムジークフェラインライブ録音>。
2011年にクリップスの遺族が保管していたテープからのCD化したもの。ディースカウ40歳、ヴンダーリヒは亡くなる2年前の34歳、両雄絶頂期の歌声を堪能しよう。

2020年6月21日日曜日

ブルックナー 交響曲第8番_プレトール

朝からブルックナー。交響曲第8番ハ短調Wab.108(Nowak版)、プレトール、ウィーン交響楽団(2008年ライブ録音)で聴く。アゴーギク豊かなプレトール流の潤いのある8番。第3楽章の表情のある美しさも独特。一番好きなチェロで始まる第2主題も丹念に謳わせ木管へとつなぎ、ワグナーチューバへ。再現部はドラマチックすぎるとの声も聞こえそうだが、敬虔さが失われているとは言えない。全休符前の弦楽五部の堰を切ったテンポでの美しさも惚れ惚れ。コーダの少し乾いたホルンの主導も悪くない。終楽章は、それまで抑え気味であったティンパニが前のめりに襲い掛かる。第2主題は低弦の響きが重厚感を与える。終結部のミレドは、一気に決然と決まったところで、久々にゴルフ練習場へGO! 

2020年6月13日土曜日

ショパン ピアノ協奏曲1番&2番_クピーク



いつぶりだろうかと調べてみると2月のリヒター・ハーザー、ザンデルリンク&デンマーク響によるブラームス ピアノコンチェルト1番以来4か月ぶりのCD購入。
「ショパン ピアノ協奏曲1番・2番」を聴こう。
エヴァ・クピーク(P)スクロヴァチェフスキ(指)ザールブリュンゲン放送交響楽団。
ミスターSことスクロヴァチェフスキ、日本ではもちろんブルックナー指揮者として名をはせているが、ポーランド人。ショパンでは過去にルービンシュタインやワイセンベルク、N響&ダビドヴィチとの競演もある。2番の評判がいいのでこちらを購入。ピアニストは、こちらもポーランド出身のクピーク。
木管群、金管群の役割が細部にわたってよく分かる構成であり、ピアノとの一体性の強い演奏。1番はあくまでシンフォニックに2番がコンチェルトしての色彩を多く持ち合わせている。クピークは繊細なタッチで強打においても濁りがなくスマート。超濃厚な演奏が好きな人には不向きだろうが、シニア世代の私には、実に大人っぽく好感が持てるピアノであった。