2014年12月28日日曜日

シューマン 4番といえば


今日の一枚。シューマン 交響曲第4番 フルトヴェングラー:BPO。
2012年リマスター盤(モノラル)。1953年とは思えない素晴らしい音でこの名演を聴くことができます。
第2楽章、オーボエ・チェロときて、ヴァイオリン独奏:ボリス(コンマス)の奏でる甘く蕩けるポルタメントも見事に再現してくれてます。
シューマンの交響曲は作曲された順で並べると1-4-2-3番の順になります。4番は、2番目 妻クララの22歳の誕生日1841年9月13日に、誕生日プレゼントとして彼女に贈られた作品です。1.ニ短調-2.イ短調-3.ニ短調-4.ニ短調と始まりは全て短調というシューマンらしい構成です。フィナーレでやっと長調に。
4番はこの一枚で十分です。

2014年12月21日日曜日

モーツァルト ピアノ協奏曲第21番&22番_アニー・フィッシャー


今日は、年賀状作りに精を出しております。
BGMは、アニー・フィッシャーのモーツァルトのピアノ協奏曲集。その中から21番・22番。とにかくアニーフィッシャーに、はまってます。
21番は2楽章がスウェーデン映画『みじかくも美しく燃え』に使われたことで有名。だが1楽章が面白い。ハ長調の明るい意気揚々な主題、でも一転してト短調へ。ここではシンフォニー40番の動機が聴こえる。その後はまたト長調で明るく清らかなパッセージ。しかし展開部はホ短調で始まりめまぐるしく調を変えながら再現部へ引き継がれる。「This is Amadeus!!」
22番は、3楽章ロンド主題部が映画「アマデウス」で使われました。
・・・・絶頂期のモーツァルトが広場での演奏をしています。サリエリがその間にモーツァルトの自宅へ・・・の場面。
中間部は一転、Andantino cantabile変イ長調となり、クラリネットで甘い旋律が歌われます。あの「フィガロの結婚」第4幕“ああ,これで一同みな満足”の旋律が覗く。
おっと!!ついつい、こちらに力が入ってしまいました。

2014年12月14日日曜日

チャイコフスキー 「悲愴」

今朝の一枚。1983/1/12 マルケビッチ;NHK交響楽団 伝説のライブ チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」。やっと手に入れました。
「悲愴」といえば私は闘病時のフリッチャイ一押しですが、こちらも2か月後に死去するマルケビッチの最後の咆哮と虚無と絶望が入り混じる名演です。N響もすばらしい。



2014年11月30日日曜日

ベルリオーズ 荘厳ミサ曲


今朝の一枚。ベルリオーズ 「荘厳ミサ曲」 ガーディーナー指揮
DISK UNION 中古 300円での掘り出し物。
ベルリオーズが、20歳の時に破棄したと思われていた自筆譜が1992年に発見。
ガーディーナーにより<ウェストミンスター大聖堂>で録音されたもの。
「O salutaris」の美しさに感動。
「Gloria」では「ローマの謝肉祭」、「Gratias」では「幻想交響曲」3楽章 野の風景の音が既に出てきます。

2014年11月22日土曜日

マーラー さすらう若人の歌


今朝の一枚。F.ディスカウのマーラー歌曲集。
「さすらう若人の歌」フルトヴェングラー指揮 フィルハーモニア
「亡き児をしのぶ歌」ケンペ指揮 ベルリンフィル
「リュッケルトの歌による5つの歌」ピアノ;バレンボイム
前半2作品では、ディスカウ 20代の若々しい声が堪能できます。

2014年11月16日日曜日

ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集_内田光子


本日は、またまた一人で留守番。朝から、ゴルフ練習、玄関掃除、家の掃除。
やっと一息。
今日の1枚、いや3枚。ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集 内田光子;ザンデルリング(バイエルン放送響(1.2.5)&コンセルトヘボウ管(3.4))。
躍動感があり、音が立っているものが好きです。内田光子が希望して競演したコンビです。ザンデルリングは、リヒテルやブレンデルと録音を残していますが、内田光子が一番いいかと。どことなくモーツァルト的なところも好きな要因です。

2014年11月15日土曜日

ドビッシー 管弦楽集


今週は飲み会続きで、さすがにお疲れです。
今日の一枚。壮年期のピエール・ブーレーズ(ニューフィルハーモニー:クリーブランド)のドビッシー;管弦楽集2枚組<1966-68>です。
半分寝ながら聴いています。

2014年11月8日土曜日

モーツァルト ヴェスペレ_アーノンクール


久しぶりにゆっくりできる土曜日です。今日の一枚は、「アーノンクール/モーツァルト:戴冠式ミサ、ヴェスペレ(証聖者の盛儀晩課) K.339」。
K.339は、大のお気に入りです。
ヴェスペレとは、カトリック教会で信徒が集うミサの他に、聖職者が行なう1日8回の聖務日課の内、日没時に行われる祈り(晩課)のことで、宗教音楽の歴史上ミサに次ぐものです。
「ヴェスペレ」の歌詞はラテン語ですが,ミサ通常文ではなく,旧約聖書からのいくつかの詩篇(psalms)に加え,最後に新約「ルカ福音書」からの聖母マリアによる賛歌「マニフィカト」に作曲するという形式が決まっています。
以下がその6曲です。

第1曲 ディクシト。(主は言われる) ハ長調 
第2曲 コンフィテボル。(主をほめまつる) 変ホ長調
第3曲 ベアートゥス・ヴィル。(幸いなるかな ) ト長調
第4曲 ラウダーテ・プエリ。(ほめたたえよ) ニ短調
第5曲 ラウダーテ・ドミヌム。(主をほめたたえよ) ヘ長調
第6曲 マニフィカト。(吾が魂は主をあがめ) ハ長調 
全ての章は、次の歌詞で終わります。
Gloria Patri, et Filio, et Spiritui Sancto.
父と子と聖霊に栄光あれ。
Sicut erat in principio, et nunc, et semper,
始めにありしごとく,いまも いつも,
et saecula saeculorum. Amen.
世々限りなく。アーメン。
さて第4曲の減七度歩行の主題にもとづくフーガは、聴くものを虜にします。
そしてK387の第4楽章で見せたポリフォニーとホモフォニーの結合はここにも。
第5曲のソプラノソロは、上質のアリアのようです。
また合唱のメロディーはこの上なき優しさに包まれており、最後のAmenはまさに天上の音楽と感じるのは私だけでしょうか。
アルフレッド・アインシュタイン曰く「モーツァルトのこのような楽曲を知らない者は、モーツァルトを知る者とは言えない。」

2014年11月3日月曜日

ケーゲルの凄み


今朝の一枚。もとい2枚。ケーゲル:ドレスデンフィル ベルリンの壁崩壊の翌日1989年10月18日 サントリーホールでの伝説のLIVEです。翌年、ケーゲルは謎のピストル自殺。確かにドレスデンが格別うまいわけでは無い。音もはずす、アンサンブルも時折あれぇ。でも何か凄い。

2014年10月19日日曜日

ヴィヴァルディ「調和の霊感」


今日の一枚。ヴィヴァルディ「調和の霊感」 Fabio Biondi;Europa Galante。
1本から4本のヴァイオリンのための全12曲の協奏曲集です。
新しい協奏曲のスタイルを築き上げたもので、バッハにも影響を与えました。これを基にした編曲がいくつもあります。(BWV.593,596,972,973,976,978,1065など)
古楽界の新生児ビオンディの粘りある情熱的な音色にはまってしまいます。
初めての方はお勧めしませんが。

2014年10月11日土曜日

マーラー 交響曲第9番聴きだめ

本日午後より暫く(4日間)研修のため、マーラー9番聴きダメです。テンシュテット、ベルティーニ、バルビローリ、バーンスタイン。



2014年10月5日日曜日

ブラームス チェロ・ソナタ_ヨーヨーマ

台風の影響で、朝から激しい雨が降っております。憂鬱!!ということで
今朝の一枚は、ヨーヨー・マ&エマニュエル・アックスによるブラームス「チェロソナタ1番・2番」です。
ブラームスは、生涯この2曲しかチェロソナタを書いていません。
それも1番から2番までは、20年以上もたっています。
1番は短調の3楽章、2番は長調の4楽章からなります。
詳しい方は、お気づきか。
この構成、やはり2つしかないピアノ協奏曲と同じです。
やっぱり秋になるとブラームスを聴く回数が増えますねえ。


2014年10月4日土曜日

メータの復活

昨晩の「お寿司」のせいで、喉が渇き早々に起きだす。
今朝の一枚は、メータ;ウィンフィルのマーラー交響曲第2番「復活」。
メータ39歳の録音。先日、中古CD店にて購入。本当はベルティーニ;ケルンの3番が欲しくて行ったのですが、BOXしかなく(高くて手が出ない(^^♪ )、こちらを購入。これは、デッカが誇るウィーン ゾフィエンザールでの録音。残響の豊麗さにしびれます。


2014年9月28日日曜日

ドイツ・レクイエム 1


今日の一枚。ブラームス「ドイツ・レイクエム」。
オットー・クレンペラー指揮;フィルハーモニー管弦楽団・合唱団。


2014年9月7日日曜日

バッハ 平均律クラーヴィア曲集


夜中の一枚。昨日のゴルフ(絶好調 2バーディー:86)の疲れでソファーで早寝。今頃起き出しての一枚。リヒテルのバッハ:平均律クラヴィア曲集。第一巻BWV846-869が1970年夏、第二巻BWV870-893が1973年2月・8月・9月にレコーディングされている。録音場所はなんとザルツブルクのクレスハイム宮殿である。そして珍しくベーゼンドルファーにて演奏してる。優しくクレスハイム宮殿の空間に浸透していくような残響が心地よいです。
ちなみにこの平均律クラヴィア曲集ですが、ジャケットにあるように、The Well Tempered Clavier(英語)Das Wohltemperierte Klavier(独語)=「適切に調律された鍵盤楽器」です。平均律は誤訳です。説明すると長くなるので、自分で調べてね。

2014年8月31日日曜日

サン=サーンス チェロ協奏曲

やっと涼しくなってきました。
今朝の一枚は、デュプレ&バレンボイム(ニューフィルハーモニーO)のシューマンとサンサーンスのチェロ協奏曲。
デュプレ&バレンボイム、ちょうどこの二人が結婚(1966年)したばかりの1968年の演奏です。


2014年8月14日木曜日

スメタナ 連作交響詩「わが祖国」


今日の一枚。 スメタナ - 連作交響詩「わが祖国」。ラファエル・クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団。(1984)クーベリックは、この曲を得意にしていたのでしょうね。(ボヘミア出身)
① 1952年 シカゴ交響楽団
② 1958年 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
③ 1971年 ボストン交響楽団
④ 1984年 バイエルン放送交響楽団
⑤ 1990年 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
⑥ 1991年 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
6つも録音が残っています。
私が、持っているのは④だけです。こちらは、スメタナ没後100周年、クーベリック生誕70年を記念して開かれた演奏会のライヴです。
「モルダウ」だけを聴く場合は、フリッチャイ;ベルリンフィルを聴きますが、今日は、こちらを楽しみます。
冒頭の4つの音で構成される主題(B♭-E♭-D-B♭)は、交響詩全体の重要なモチーフでもあり、べドルジハ・スメタナの頭文字 B.S で始まるという面白さ。

2014年7月27日日曜日

モーツァルト 大ミサ曲_フリッチャイ

本日は、ソプラノ;マリア・シュターダーの崇高な敬虔さに満ちた歌声とともに名盤との誉れ高いフリッチャイの「Mozart 大ミサ曲 K。427」を聴く。