2017年6月24日土曜日

ブルックナー 交響曲第7番_ブロムシュテット

昨夜のホールインワン達成祝賀会(一生の自慢)のお酒で帰宅後すぐにぐっすり眠ったため、こんな時間に音楽鑑賞です。夜中にもかかわらず「ブルックナー」
交響曲第7番(ハース版)、ブロムシュテット;ドレスデン・シュターツカペレ(1980年録音)にて。
ブル7の純粋な美しさを聴くにはブロムシュテットの音楽づくりはお手本のようであろう。また、ドレスデンの弦楽群の弱音の素晴らしさ、どこか木のぬくもりを感じさせる質感がすきです。
ブロムシュテットは、この秋にはゲヴァントハウス管とこの7番を来日して演奏します。3プログラムすべて聴きに行く小遣いもなく、残念ながら、Bプログラム(ブラームス:V協奏曲、シューベルト:ザ・グレイト)を選択したので聴けませんが、楽しみにされている方も多いかと思います。


2017年6月16日金曜日

ドイツ・レクイエム 24

月に1度は聴きたくなるブラームス「ドイツ・レクイエム」シリーズ。第24回目となりました。早2年というこですね。
1.クレンペラー 2.サバリッシュ 3.ヤルヴィ 4.ジュリーニ 5.セル 6.コルボ 7.アーノンクール 8.ケーゲル 9.ロバート・ショウ 10.アクサンチュス 11.コッホ 12.ヘレヴェッヘ 13.シノーポリ 14.クーベリック 15.バレンボイム 16.レヴァイン 17.ケンペ 18.マゼール 19.アンセルメ 20.クレツキ 21.シューリヒト22.ガーディナー23.ハイティンク
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第24回は、アバド;ベルリンフィル+スウェーデン放送合唱団、エリック・エリクソン室内合唱団、 シェリル・ステューダー(ソプラノ)アンドレアス・シュミット(バリトン)です。
アバド+ベルリンフィルには、DVDとなっている1997年のブラームス没後100周年に行われたムジークフェラインでおこなったコンサートのライヴ映像録音もあるが、今日は、1992年録音のCD盤をとりあげる。
コーラスは、誰もがうなずける最高水準のうまさ、特に思わず聴き惚れる第2曲。これほど惹き付けられる第2曲は他にない。
アバドの{DR}は、どことなく明るさと優しさをもつ構成となっている気がする。シュミットの声はその意味でどことなく生真面目で、陰にこもらずアバドの構成に合っていたかもしれない。
個人的には、もう少し低弦部の押しの強さが欲しい気がするが、
暖かみを出すアバドの{DR}には、響きさえあれば不必要だったのかもしれない。ソプラノ:ステューダーは、透明感があり、その美しさは、雲の晴れ間から優しく語り掛けれているようで癒される。
第6曲、ここでもアバドは熱くならず、コーラスを中心に包み込むような構成。これだけコーラスが上手ければ、優美さを強調したくなるのもうなずけるというものだ。
濃いドイツレクイエムをお好みの方には、物足りなさを感じるかもしれないが、美しさと恍惚感に溢れる演奏を聴きたい方にはお勧めの一枚といえるであろう。



2017年6月10日土曜日

シューベルト 「ザ・グレート」_ブロムシュテット:SKD

シューベルト 交響曲第9番「ザ・グレート」を聴く。(*番号はCDの通りで)ブロムシュテット:シュターツカペレ・ドレスデン(SKD)の名盤全集からです。(1981年:ドレスデン・ルカ教会)ペーターダムのホルン、ゾンダーマンのティンパニー、クルト・マーンのオーボエと名手たちの素晴らしい演奏、ルカ教会の残響の良さを聴ける喜び。ふくよかな弦楽の響き、濁りのない金管のトゥッティ、木管群の柔らかさと聴きどころ満載。