2016年8月28日日曜日

マーラー 交響曲第3番_レグナー

今朝の1曲。
マーラー 交響曲第3番 ハインツ・レグナー:ベルリン放送交響楽団、ラトヴィガ・ラッペ(アルト)<1983年、ベルリン・キリスト教会:録音>
レグナーは、「ブルックナー」でしょう という方が多いかと思いますが、このマーラーの3番は秀逸です。
速めのテンポの中に深い響きを持たせた演奏。
第1楽章の中間部に見せる素朴で明るい響き、余分な粘着性も角ばった所もなく淡々と流れるが、それでいて管楽群は極めて個性的で野性的だ。ベルリン放送交響楽団とは、旧東ドイツのオーケストラであり、弦楽群はときおり重厚さを持ち合わせ「ドレスデン・・」を思わせる。
大好きな3楽章は、躍動的で極めて軽快。ポストホルンを吹いているのは、ギュトラー(トランペッター)らしいので弱音器対応であろう。さすがに流麗だ。終結部 変ホ短調の和音からの爆発もスムーズ。
4楽章、ラッペの深みのある歌声も曲想を神秘的に変化させるのに有効的で、素晴らしいです。
終楽章(6)、時間をみると21分57秒といささか速めであるが、演奏ではそれを感じさせない。弦楽群の優しい響きが滑らかに体に浸みわたります。ホルンの響きも実に素晴らしい。
決して淡白なわけではなく、緩急・強弱とも自在で歌心のある演奏は目を見張るものがある。これは貴重な一枚です。


2016年8月27日土曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その16・17

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。
その16・17
次はミサ曲です。ミサ曲の中にも2つの「短調」があります。
1つ目は、「ミサ曲 第6番 ヘ長調 「小クレド・ミサ」 K.192 (186f)」。
最後のアニュス・デイ Allegro が「二短調」です。
ただし、途中で一変して「へ長調」のAllegro moderateに変わります。


余談ですが、こちらは、クレドに、かの「ジュピター音型」が繰り返し使われています。

2つめは、「証聖者の荘厳晩課 K.339」です。4曲目 「Laudate pueri」ほめたたえよ が「ニ短調」です。減七度歩行の主題にもとづくフーガで、これがまた素晴らしい曲です。K.339は、私のモーツァルト ベスト5に入る曲です。



この第4曲に続く、第5曲「Laudate Dominum」 (主をほめたたえよ)の美しさは、格別です。
一緒にyoutubeを挙げておきます。お楽しみください。


大好きなバーバラー・ボニーの歌声で!!

2016年8月21日日曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その14・15

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。
その14・15
セレナーデに、2つあります。
まずは、「セレナーデ 第7番 ニ長調 「ハフナー」 K.250 (248b)」です。 
こちらは、第3楽章 Menuettoが、「ト短調」。

そして、第5楽章 Menuetto galanteのトリオが「ニ短調」です。トリオは2分30秒からです。


もう一つは、「セレナーデ 第9番 ニ長調 K.320」です。
こちらの第5楽章 Andantino が「二短調」です。
この曲は第6楽章の第2トリオで、ポストホルンという珍しい楽器が使用されていることから、通称「ポストホルン・セレナード」と呼ばれて、よく知られています。セレナーデにおけるこの5楽章の短調は異色であり、その後の6楽章のポストホルンの使用から大司教との険悪な仲でザルツブルグを早く去りたい気持ちを込めているという説もあります。非常に悲しみに満ちた曲想です。

2016年8月20日土曜日

ムラヴィンスキーのブラームス・シンフォニー

オリンピック競技の何もない午後からは、ブラームス 交響曲全集を1つ。ムラヴィンスキー:レニングラードフィルで。
こちらの全集は1番だけは、1950年LIVEでモノラル(1949年スタジオ録音と同一とも言われている)で、少し音割れなどがありますが、音質自体はさほど悪くない。なんといっても彼が残した唯一のブラ1となっている。
そして3番も滅多にない演奏(1971年11月録音)。鋭く美しい弦楽群の音色の統率性、第1楽章終結部のティンパニーの打音からくる激情的ながらも厳格な演奏など、一味違ったブラームスを堪能できる。




2016年8月17日水曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その13

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。
その13
ディヴェルトメントを見てみましょう。ディヴェルトメントにも1曲だけあります。最後のディヴェルトメント「ディヴェルティメント 第17番 ニ長調 K.334(K6.320b)」です。こちらは、第3楽章メヌエットがあまりにも有名ですね。短調なのは、第2楽章 Andanteは、ニ短調です。

この楽章は主題と6つの変奏で成り立っています。
基本的には、第1ヴァイオリンを中心とした変奏曲ですが、4番目はホルンの二重奏となっており、少し趣が違い、面白いです。
このK.334は、1939年にデニス・ブレインが初めて録音した曲でもあります。
(withレニー四重奏団)

2016年8月16日火曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その12



今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。
その⑫
「オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370 (368b)」。第2楽章 Adaigo は、ニ短調です。
わずか37小節しかありませんが、甘く切ないメロディーです。


哀切な表情の緩徐楽章は、モーツァルトの得意とするところですが、この第2楽章のオーボエの音は、本当に堪らなく切ないです。


2016年8月9日火曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その11

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。
その11
フルート四重奏曲にも1曲あります。フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285の第2楽章 Adajio は「ロ短調」です。ピチカートの弦の上での、フルートの美しい音が、思わず涙を誘います。


2016年8月7日日曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その10

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。
その10
ピアノソナタです。たった1曲だけあります。
「ピアノソナタ第2番 ヘ長調 K.280 (189e)」です。
この第2楽章 Adagio は、「ヘ短調」。
ここに、はやくもピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488の第2楽章 嬰ヘ短調 の似ているメロディーが登場します。



クーベリック:バイエルンのシューマン交響曲第2番

おはようございます。今日も暑くなりそうです。
さて、今朝の一枚は、シューマン 交響曲全集から
「交響曲第2番 ハ長調 Op.61」を。
クーベリック:バイエルン放送交響楽団(1979年録音)で。
クーベリックは、遡ること1963-4年にベルリンフィルとベルリン:イエス・キリスト教会で全集を録音していますが、今回は、当時のクーベリックの手兵「BRSO」です。
シューマンのシンフォニーの中で一番地味で人気薄の2番であるが、私はこれがめっぽう好きである。特に第3楽章Adaijoは繰り返し聴いてしまうほどだ。
バイエルン盤は、BPOに比べ、暖かみのある音色で2番に合っていると思う。
第1楽章冒頭の控えめなホルン・トロンボーンの響きの中、静かに目覚める朝のドイツの森を思わせる奥深さ弦楽群が奏でる序奏部。
コントラバスの左手よりの響きも心地よい。
第3楽章Adaijo cantabile 40代の頃は、感情むき出しの演奏が好みだったような気がするが、今は少し違う。自然な流れでただひたすらに美しい、そんな演奏がクーベリック:バイエルンにはある。


モーツァルト 途中楽章の短調 その8・9+α

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
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「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。
その8
「ヴァイオリンソナタ」には、第2楽章が短調の曲が2つあります。
まずは、ヴァイオリンソナタ第33番 ヘ長調 K377(K6.374e) 。
第2楽章 Andante ニ短調。主題と6つの変奏曲からなります。


モーツァルト「宿命の調性 ニ短調」。どちらかというとこの短調の第2楽章がこの作品の中核ではないでしょうか。

その9
2つ目は、ヴァイオリンソナタ第37番 イ長調 K.402(385e)です。
第2楽章 Allegro moderato イ短調です。なんとフーガです。残念ながら断片ですが。
第2楽章63小節以降はシュタドラーにより補筆され、91小節の長さで完成されました。 




さて、1楽章の中で、長調から短調へ の曲があるので、1つ紹介しておきます。
ヴァイオリンソナタ第35番 ト長調 K379(K6.373a)です。
第1楽章 Adagio ト長調 2/4 ソナタ形式ですが、(再現部 がAllegro ト短調 3/4)となります。
これも好きな曲なので紹介しておきます。
Adajioも美しいので最初からお聴きください。ト短調に変わるのは、4:05からです。雨音のようなピアノから始まり、疾走するト短調をお楽しみください。

シェリング、ヘブラーのコンビです。



2016年8月6日土曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その7

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。
その7
次は、私がモーツァルトに完全に嵌ってしまった曲です。
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364(K6.320d)。
こちらも映画「アマデウス」で第3楽章が使われています。
そして、私がまさに嵌ったその第2楽章 Andanteは、「ハ短調」


いつもは、グリュミオーですが、youtubeはクレーメルです。

シェリング&ヘブラー モーツァルト ヴァイオリンソナタ集

またまた、昨夜は9時過ぎにソファで寝てしまったためにこんな時間に(25:30)に眼が冴える。
そんな真夜中の音楽は、大好きな「モーツァルトのヴァイオリンソナタ集」からシェリング、ヘブラーのポーランド人コンビをチョイス。グリュミオー、ハスキル盤と人気を二分する名盤だ。
二重奏ともいえるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタの上品さと暖かさが解け合う。比類ないモーツァルト弾きのヘブラーの優美さと生き生きとしたタッチに乗せてシェリングンの美音が端正にバランスよく踊る


2016年8月5日金曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その6

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。

その6
ピアノ協奏曲からの最後の5つ目は、ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488です。
この第2楽章 アダージョが、嬰ヘ短調。


2016年8月4日木曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その5

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「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。

その5
ピアノ協奏曲からの4つ目は、ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482。
第3楽章は、映画「アマデウス」で、使われています。そして、その第2楽章 Andanteは、ハ短調


モーツァルト特有の暗いながらも暖かみのあるメロディで始まり、32小節目でその甘美な主題は変奏してゆきます。そして中間部は、ドラマチックな中間部を木管群が歌うことにより、よりピアノのもつ深い悲しみの音色を際立たせています。

2016年8月3日水曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その4

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。

その4
ピアノ協奏曲からの3曲目、ピアノ協奏曲18番 変ロ長調 K.456です。
こちらの第2楽章 Andante un poco sostenutoは、ト短調。
20番以降が有名過ぎて、こちらはあまり聴かれませんが、盲目のピアニスト、マリア・テレージア・フォン・パラディスために作曲された作品です。2楽章は、フランスっぽい曲調の美しい主題と変奏曲になっています。

変ロ長調の平行移調であるト短調で書かれているわけですが、「フィガロの結婚」でバルバリーナが歌う「カヴァティーナ」に似た主題を含む5つの変奏曲から構成されています。切なくも暗い序奏に続く、ピアノのソロ。短調と長調を彷徨いながら展開する変奏曲の妙は、まさにモーツァルトならでは。



2016年8月2日火曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その3

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。

その3
ピアノ協奏曲からの2つ目は、ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノーム」です。
第2楽章 Andantinoは、ハ短調。

甘く切ない ヴァイオリンが低弦。ピアノの囁き、ちょっとウルウル

してしまいます。

モーツァルト 途中楽章の短調 その2

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。

その②
ここからは、ピアノ協奏曲の第2楽章で「短調」が使われているものを紹介していこう。
全部で5つあります。
まず、最初は、ピアノ協奏曲第4番 ト長調 K.41である。
この第2楽章が、アンダンテ「ト短調」。
5分16秒からが第2楽章となります。


モーツァルト、オリジナルのピアノコンチェルトは、5番からで、1番からこの4番までは、他人のソナタからの編曲である。第2楽章は、ヘルマン・フリードリッヒ・ラウパッハという北ドイツの作曲家の作品からとられているものである。「チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ作品1-1の第2楽章」である。






2016年8月1日月曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その1



今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
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「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。

その1
まず、外してはならないのは、モーツァルト 8歳の時の作曲。
交響曲第1番 変ホ長調 K.16。その第2楽章 Andante。ハ短調です。
2/4の緩徐楽章ですが、E♭-F-A♭-Gの「ジュピター音型」(ホルン)が早くもここで登場しています。

youtubeにあげられえているものを記載しますので、クリックしてください。


子供らしい優しい曲調ですネ。
実は、交響曲で、主調が長調で、2,3,4楽章に「短調」が使われているのは、この1曲のみである。