2008年4月29日火曜日

ラルゴ

今日は、宮崎は昼に25℃まで気温上昇。でも清清しい春の陽気。やっぱりこの季節は一番過ごしやすい。掃除を済ませ、干していた洗濯をたたみ。ちょっと一息。

こんな夕方は、バッハの「チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 第二楽章 Largo」でも聴こう。

そう ピノックで。
bach_5_bwv1056_2. Largo (クリック)

2008年4月26日土曜日

ほめたたえよⅡ ~ モーツァルトを語る 第50弾

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今日は、宮崎に来て3度目の結婚式に参列した。いずれも主賓の挨拶をせねばならず、プレッシャーを感じつつ宴席が始まるのを待つ。何度やっても緊張はするものだ。とくに列席の人数が多いと。結婚式のあとは、いつも教会音楽を聴くようにしている。キリスト教徒でもないのに不思議だ。

第50弾は、ヴェスペレ「主日のための晩課」K321から「Lautate Domini」。Lautate Dominiは、もちろん K339が誰が聴いても名品だ。しかし、こちらのアリアも好きだ。この曲は、オルガンが独立で演奏しているのが珍しい。

それでは、聴いてください。_k.321 - 5(クリック)

2008年4月25日金曜日

爽快 2番目のイ長調シンフォニー ~ モーツァルトを語る 第49弾

 
モーツァルトのシンフォニーには、3つのイ長調シンフォニーがある。一番有名なのは、言わずと知れた29番。私のお気に入りの一つだ。だから後のお楽しみに勝手にしている。
そして14番(K114)と今日紹介する「交響曲 第21番 イ長調 K.134」。

イ長調はアマデウス旋律の王様と勝手に呼ばせてもらっている。やはりイ長調でのホルンはハイトーンで最高だ。また、フルートも美しい。第一楽章、ファーストヴァイオリンの軽やかな飛躍に、第二楽章のフルートのオブリガード、第三楽章のトリルと三連譜とそれに続くピチカートと楽しみがいっぱい詰まっている。


それではお聞きください。mozart_21_k.134 (クリック)

2008年4月12日土曜日

初めてのジュピター音型 ~ モーツァルトを語る 第48弾

モーツァルトには、有名な「ジュピター音型」(C-D-F-E)がある。
もちろん交響曲第41番「ジュピター」第4楽章に使われる音型だからそう呼ばれる。
ある意味、モーツァルトにとってこの音型は生涯のテーマであった。
彼が8歳の時、ロンドンで初めて作曲した交響曲第1番第2楽章では既にその音型がホルンによって奏でられている。

第48弾は、「交響曲第1番 変ホ長調 K16」。
モーツァルト8歳のときの作品だ。ロンドンで活躍するクリスチャン・バッハやアーベルたちの公開演奏会に刺激を受けて作ったとされる。第2楽章アンダンテ ハ短調(5分50秒あたりから)。その旋律に籠められた悲しみに驚嘆する。8歳の少年が何故に最初の交響曲の緩徐楽章に死の調性とも言うべきハ短調を選んだのだろか。

それでは、聴いてください。
mozart_01_k.16 (クリック)

2008年4月3日木曜日

軽やか ヘ長調 ~ モーツァルトを語る 第47弾


東京より何故か遅れて宮崎にも桜の満開の時が来た。当然こちらのほうが暖かいのに不思議な気がする。
さて第47弾は、「交響曲第18番 ヘ長調 K.130」。数少ないヘ長調の曲だ。ヘ長調の曲は、軽やかな曲想が多い気がする。K138,K413,K459,K370などが挙げられる。
18番は天才少年モーツァルトの溌剌感が魅力ではないだろうか。そして此の曲は、オーボエをはずし、フルートを入れた編成、ホルンを4本使った点が目を引く。レントラー調のメニュエットもおもしろい。

浮き浮きした気分の時に聴いてください。

それでは、前項のチェンバロつながりで、ピノックの演奏で。

mozart_18_k.130 (クリック)