2008年1月28日月曜日

シューベルト 弦楽三重奏曲

今日は、昼寝をしてしまったので、今頃目がさえている。
目が冴えついでにコーヒーをいっぱい
。「シューベルト 弦楽三重奏曲第2番 DV581」を聴きながら夜を過ごす。
演奏はグリュミオートリオ。モーツァルトを尊敬していたシューベルトだけあって、時より鮮烈なシューベルト独特の暗さは覗かせるものの、どことなくモーツァルト風で好きな曲だ。第三楽章の主題などは、まさにアマデウス。そして、その向こうのハイドンも覗かせる。それにしてもこの曲は、やはり夜が似合う。

それでは、schubert_2_dv581 (クリック)

2008年1月26日土曜日

疲れを癒す ~モーツァルトを語る 第41弾

今週は、仕事や飲み会などでかなりお疲れモード。にもかかわらず今日もゴルフ。そんな疲れを癒してくれる曲を聴きたい。
第41弾は、「ヴァイオリン・ソナタ第30番 ニ長調 K306」の中から第二楽章 アンダンテ・カンタービレ。
6曲のマンハイムソナタ (K301~306)と呼ばれる作品の最後を飾るものだ。大好きなK304はすでに紹介した。K304同様にパリに移動してから完成した曲だ。軽やかにピアノが跳ねる第一楽章と打って変わって、第二楽章はまさに子守唄のような囁きをもつ。

それでは聴いてください。

それでは、サッカー(日本代表 チリ戦)が始まるまで、私はおやすみ。

k.306 - 2 (クリック)

2008年1月6日日曜日

隠れト短調 ~モーツァルトを語る 第40弾

第40弾は「ヴァイオリンソナタ第35番 ト長調 K379」。
「これを書いているのは夜の11時ですが、今日ぼくたちは、発表会を催しました。そこでぼくの曲が三曲演奏されました。もちろん新作です。ブルネッティのための協奏曲に属するロンドと、(ぼくがピアノを弾く)ヴァイオリン伴奏つきのソナタ、--これは昨夜11時から12時までに作曲したのですが、一応仕上げてしまうために、ブルネッティのための伴奏の部分だけを書いて、自分のパートは頭に入れておきました。」 柴田治三郎編訳「モーツァルトの手紙(上)」岩波文庫 p.243より
第一楽章はアレグロの前に長いアダージョをもつ珍しい作品です。このアダージョは、始め疲れをいっぺんに癒してくれる。優しく眠りにつかせてくれる子守唄のようなのだ。でも34小節目から何故か少し胸が痛む。悲しみへ向かう胸騒ぎだろうか。そう これこそアレグロへの布石。そして、ここから疾走するアレグロが始まる。もちろん調性は、ト短調。隠れていた調性は私の胸を突如として貫く。第二楽章は、変奏曲。こちらも、テーマのアンダンティーノ・カンタービレは一度聴くと忘れられないメロディー。そして変奏曲はV4とピチカートの入るV5がお気に入りだ。
それでは、お聴きください。
mozart_35_k.379-1. Pires. Dumay (クリック)
mozart_35_k.379-2. Pires. Dumay (クリック)