2015年12月31日木曜日

マーラー 交響曲第3番_ノイマン新盤

2015年最後の一枚(2CDですが)はマーラー 交響曲第3番 ニ短調  ノイマン:チェコフィル(1994年録音:新)。チェコフィルの美しい弦、ホルン・トランペットの音色を聴きながら今年の最後の曲としたい。ノイマン史上屈指の演奏だと思っている第6楽章に酔いしれて、良いお年を!!

ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱」_フルトヴェングラー

昨日、今年の仕事納めでしたので、大晦日やっとゆっくり「第九」を聴くことができます。
フルトヴェングラー:フィルハーモニア管弦楽団/ルツェルン音楽祭合唱団:エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、エルザ・カヴェルティ(アルト)、エルンスト・ヘフリガー(テノール)、オットー・エーデルマン(バス)<1954.8.22 ルツェルン音楽祭公演>。
51年「バイロイトの第九」ではなく、こちらを選んだのは、やはり音質であるが、好きな3楽章の差でもある。兎に角「第九における3楽章」のプライオリティは私にとって大きい。また、音の色(暗の比重)としか言いようがないが、この「第九」は、大地そのものの、そして生きとし生けるものすべてが歓喜にいたる、苦悩と安寧が織り込まれていると勝手に思っている。
だから大晦日は当盤を聴く。

2015年12月27日日曜日

モーツァルト ピアノ協奏曲第15番_カサドシュ

今朝の音楽は、Robert Casadesus plays Mozart」より、ピアノ協奏曲第15番&17番を聴きましょう。セル:クリーブランド管(1968年録音)。
20番台は勿論名曲ぞろいですが、この15番も傑作と呼ばれるもので、大のお気に入りです。
チャーミングなオーケストラで始まる第1楽章は、流れるようなピアノが加わることで、その魅力は倍増します。移り行くパッセージの中で木管が顔を覗かせることで更にシンフォニックな要素を高めます。
第2楽章は、なんて美しのでしょう。モーツァルト独特の「赦し」のメロディ。全ての人々の心に「安らぎと慈愛」をもたらすでしょう。
第3楽章は、ご存じ映画「アマデウス」にも使われました。ザルツブルグから出てきた父レオポルドと再会する直前、市場をワイン片手に飲みながら闊歩するシーンです。活き活きとした舞曲風のメロディーが、ウィーンによく合います。(ウィーンに行った事は無いが・・・早く行きたい!!)
15番と言えばミケランジェリですが、今朝は、昨夜のセルつながりでこちらを選びました。


2015年12月26日土曜日

ブルックナー 交響曲第8番_セル

久し振りにブルックナーを聴いている。
セル:クリーブランド管にて交響曲第8番。
セルのブルックナー? と言われる方もいるかと思いますが、やはりというべきか「あり」です。
第1楽章の透明感のあるサウンドと堂々たる弦楽の刻みが緊迫感を高めています。遅めのテンポの第2楽章も何度も聴くとこのテンポがいいのだと思ってしまう。
第3楽章Adagio これは実に素晴らしいです。セルの静謐さと気品がすべてこの楽章には顕れているようです。
第4楽章 あそこのティンパニーはもっと来てほしいが・・、フィナーレの荘厳さはさすがセルというべきか。
3番も良いのでまたいずれ書きます。

2015年12月23日水曜日

バッハ クリスマス・オラトリオ


夜中に、かみさんがごそごそとクリスマスツリーを飾っています。もう少し早く出してもいいのでは・・・
ということで今朝の音楽は毎年お馴染みのバッハ「クリスマス・オラトリオ BWV.248」で。ガーディナー:イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、モンテヴェルディ合唱団(1987)。
「クリスマス・オラトリオ」
でも実は、クリスマスだけに演奏される音楽ではない。
キリストの生誕をお祝いし、生誕日から13日間の6つの祝日のための典礼的な音楽である。
1-6部まであり、
第1部 降誕節 第1祝日(12月25日)用 全9曲
第2部 降誕節 第2祝日(12月26日)用 全14曲
第3部 降誕節 第3祝日(12月27日)用 全13曲
第4部 新年(1月1日 キリストの割礼と命名記念日)用 全7曲
第5部 新年後の主日(日曜日:1月2日から5日の間の日曜日に限る)用 全11曲
第6部 主顕節(顕現節 1月6日)用 全11曲 となる。
今朝はとりあえず、第1部を聴きましょう。

2015年12月20日日曜日

ブルックナー 交響曲第5番_チェリビダッケ

今朝は、1986年来日時のチェリビダッケ:ミュンヘンフィルの演目から、ブラームス;交響曲第4番」「ブルックナー;交響曲第5番」を聴いてしまいます。
調べてみると、1986年はすごい年なんですね。
小澤:ボストン、ショルティ:シカゴ、マゼール:ウィーンフィル、クライバー:バイエルン国立、フェドセーエフ:モスクワ放送、ヨッフム:コンセルトヘボウ、小澤:ベルリンフィル(カラヤンの代わり)などなど。
指揮者だけでは、スイトナー、ザヴァーリッシュ、ブロムシュテット、フルネ、マーク、ライトナー、ピンカス・スタインバーク、ノイマン、ケーゲル、レークナーとお馴染みの指揮者が勢ぞろいです。
当時は上記来日目白押しの中で、さほど注目されていなかっであろうが、今ではチェリの名演中の名演として残っているんですね。
それでは、暫くさようなら。

2015年12月19日土曜日

ドイツ・レクイエム 5

月に一度は聴いてしまうブラームス「ドイツ・レクイエム」シリーズ。今夜は、セル:クリーブランド管&合唱団 グンドラ・ヤノヴィッツ(Sp)、トム・クラウゼ(Bar) - 1969年LIVE(海賊版)で。さすがに音はあまりよくない。セルのドイツ・レクイエムは珍しいので愛聴。クリーブランド合唱団は意外といっては失礼かもしれないが、かなりハイ・レベル。(私が知らないだけだろう)独唱もヤノヴィッツ、クラウゼとくれば言う事なし。
セルの音には、陰鬱さは無くしかし厳粛に、そして第6曲は極めてドラマチックに。終曲は優美に聴かせます。

2015年12月13日日曜日

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番_グルダ


今朝の一枚。
グルダ:ホルストシュタイン+ウィーンフィルの「ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58」。強弱共によどみなく色彩豊かなグルダの音色が活かさせた演目ではないでしょうか。4番の美しさを教えてくれたのがこのグルダの演奏です。

2015年12月12日土曜日

リヒャルト・ストラウス_メタモルフォーゼン_4つの最後の歌


今朝の音楽。リヒャルト・ストラウスです。
50を越えたあたりから、すっかり嵌ってしまっている2曲。
まずは、「メタモルフォーゼン」をコンヴィチュニー:シュターツカペレ・ドレスデンで。
「メタモルフォーゼン」は、23の独奏弦楽器のための楽曲で、第二世界大戦によってドイツの町並みや農村の風景などが破壊されて行き、自作の初演が行われた多くの劇場や音楽会堂も次々と瓦礫と化していく中で、ドイツの歴史や古くからの文化、伝統の喪失に対する悲しみや、崩壊していく祖国への惜別の思いを表現しています。有名なベートーヴェンの「エロイカ」の葬送行進曲の動機が根幹となっています。

そして「4つの最後の歌」。ヤノヴィッツ(S):カラヤン:ベルリンフィルを。
カラヤンを聴かない私の唯一のカラヤンのCD。
グンドラ・ヤノヴィッツの声が聴きたくて持っている。
ヤノヴィッツといえばヨッフムのオルフ「カルミナ・ブラーナ」の<In trutina>の独唱を思い浮かべる方も多いかと。
「4つの最後の歌」は、エリーザベト・シュヴァルツコップという人もいるかと思うが、やはり私の中ではヤノヴィッツが最高峰である!!。
アイヒェンドルフの詩による4曲目「夕映えの中で」。
~私たちは苦しみと喜びとのなかを
 手に手を携えて歩んできた
 いまさすらいをやめて
 静かな土地に憩う
 まわりには谷が迫り
 もう空はたそがれている
 ただ二羽の雲雀が霞の中へと
 なお夢見ながらのぼってゆく
 こちらへおいで ひばりたちは歌わせておこう
 間もなく眠りのときが来る
 この孤独の中で
 私たちがはぐれてしまうことがないように
 おお はるかな 静かな平和よ!
 こんなにも深く夕映えに包まれて
 私たちはさすらいに疲れた
 これが死というものなのだろうか?~
と謳う。
二羽の「雲雀」はフルートにより表現され、最後には深い夕映えの中に静かに高らかに天に昇っていきます。
死は本来は孤独なもの。しかしここにアイヒェンドルフによる理想の死が、死を間近にしたシュトラウスにより美しくも儚く表現されています。

2015年12月6日日曜日

ベートーヴェン ピアノ三重奏曲_ケンプ・シェリング・フルニエ

夕食までの束の間、ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲 5番、7番」をケンプ・シェリング・フルニエの名手達の演奏(1970)で聴く。
今年タワーから全集が出ているので、大好きなボザール・トリオに次いでいずれ買うつもりです。「大公」好きですなぁ。
ケンプの柔らかな音とフルニエの品格ある低弦、艶のあるシュリングのヴァイオリン。すべてがこの曲の優雅さと気品をもたらしています。

2015年12月5日土曜日

モツレク_ムーティ

本日は、モーツァルトの224回忌ですので、只今より「レクイエム」を聴きます。ムーティ;ベルリンフィル:スウェーデン放送合唱団、ストックホルム室内合唱団(1987)。Amen

シベリウスで朝食を

「シベリウスで朝食を!」。ベルグルンド;ヘルシンキフィル(1986)による交響曲第5番を聴き、ジャケ買いの王道(きっとあなたも・・、でもその名演に圧倒されたはずの)諏訪内様のヴァイオリン協奏曲を。

2015年11月28日土曜日

モーツァルト 交響曲第35.36.38番_カイルベルト

今日は、音楽三昧のつもりです。スタートは、カイルベルト;バンベルク交響楽団の「モーツァルト 交響曲第35番、第36番、第38番」から。(1963/1955)。バンベルク交響楽団は、第二次大戦後にチェコ在住のドイツ人が「追放」された(ドイツ人という事だけで)、プラハ・ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の楽団員が設立したオーケストラです。バンベルクは、ニューンベルクの北、バイロイトの西に位置する小さな街(人口:7万人)です。上記の意味でもドイツらしい演奏が芯から溢れているのかもしれません。このモーツァルトは、重厚さの中に乗っかる、木管群の伸びやかさが魅力的です。剛毅で端正なモーツァルトです。

2015年11月23日月曜日

リリー・クラウスで_ピアノソナタ集

三連休 3日目の朝はリリー・クラウスで「モーツァルト ピアノソナタ全集」(1967-68 2度目の録音)を聴きます。
さて、クラウス盤では、15番;K533/K494(旧18番)はありません。
グルダも録音してませんね。
ヘブラー、内田光子はあります。
グールド盤では、ピアノソナタ ヘ長調(ロンド付き)になっています。
15番は、1-2楽章と3楽章が別に作られておりK494は単独でも出版されています。クラウス・グルダは、1作品と捉えなかったのでしょう。
おっと横道にそれました。
今、2番を聴いています。
初期作品では2番が結構好きです。1楽章のコロコロと移り行くパッセージ、2楽章の23番ピアノコンチェルトでも登場するAdagioの出だしの裏哀しい旋律。3楽章の軽やかなメロディ。
クラウスの強めのタッチは、音の粒を輝かせ弾けていきます。
じっくり楽しみます。

2015年11月22日日曜日

シューベルト ピアノ・ソナタ_ケンプ

今朝は、じっくりとケンプのシューベルトのピアノソナタで。
後期の16-21番を聴きます。ケンプのシューベルトは音が優しい、そして暖かい。

2015年11月20日金曜日

ドイツ・レクイエム 4

月に一度は、聴きたくなるブラームス「ドイツ・レクイエム」。今夜は、ジュリーニ;ウィーンフィル(1987)で。ブラ4も一緒に。ジュリーニらしくゆったりとして聴き入ってしまいます。そして、バーバラ・ボニー!!やはり最高に美しい!!

2015年11月15日日曜日

ラフマニノフ 徹夜祷

昨夜のブラームス「哀悼歌」に続き、
ラフマニノフ 隠れた至高の名作「徹夜祷」を聴く。
アカペラのロシア正教会聖歌。


2015年11月14日土曜日

フランス テロ発生

今夜はただただ・・Nänie(哀悼歌:悲歌)



ベルリオーズ 幻想交響曲

土曜の午後。いつものことだが一人で留守番。
大音量で、ベルリオーズ「幻想交響曲」クリュイタンス:パリ音楽院管弦楽団_1964.5.10(東京文化会館Live)を聴いてしまおう。



ブラームス 二重協奏曲



今朝の一枚。ブラームス「ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲 イ短調 Op,102」ワルター;コロンビア交響楽団:フランチェスカッティ(v)フルニエ(C)を聴く。

2015年11月5日木曜日

シューマン ピアノ全集

今日は、風邪っぽい感じがして少し早く帰宅したので、バリリとも四重奏・五重奏で共演しているイェルク・デームスによる「シューマン ピアノ全集」を聴いております。こちらは、シューマンのピアノ曲はほぼすべて網羅している優れものの廉価盤です。

2015年11月1日日曜日

アマデウスで朝食を_ピアノ四重奏_デムス

アマデウスで朝食を。
今朝は、デムス:ウィーン室内合奏団 「ピアノ四重奏曲1番・2番」です。
デムスのピアノは、音の粒がきらびやかで大好きです。


2015年10月30日金曜日

シューマン ピアノ三重奏曲・四重奏曲・五重奏曲


























一番ゆっくりできる月末最後の金曜日。
贅沢な時間を過ごしたい。
選んだのは「シューマン ピアノ三重奏曲&四重奏曲&ピアノ五重奏曲」。
まずは、ピアノ四重奏曲。
グレン・グールド;ジュリアード弦楽四重奏団員。所々でグールドの例の鼻歌も聞こえますヨ。
グールド 最初にして最後のシューマンである。
次いでピアノ五重奏曲。ピアノは、バーンスタイン。(ジュリアード弦楽四重奏団員)。バーンスタインの堪能さを味わう。
そして、ボザールトリオ+ドルフ・ベッテルハイム、サミュエル・ローズでピアノ三重奏曲、再び四重奏曲・五重奏曲を聴く。
プレスラーと弦楽の絶妙のアンサンブル。安心感。
何といっても四重奏曲の3楽章 アンダンテ・カンタービレ。
あまりに美しいメロディ。心に響くチェロの音色。むせび泣くヴァイオリン。何度もリピートしてしまうのは私だけではないだろう。
秋の夜長にピッタリです。

2015年10月25日日曜日

深きゲルマンの森の音 シューマン 交響曲

今朝は、コンヴィチュニー;ゲヴァントハウス管による「シューマン交響曲全集」を聴いております。
こちらは3CDで3枚目は、序曲スケルツォとフィナーレ Op.52・『ゲノヴェーヴァ』序曲・4本のホルンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ヘ長調Op.86・『マンフレッド』序曲 のおまけ付き。
で、この「おまけ」がまたいいんです。
特に、4本のホルン・・でのペーター・ダム率いるホルンの響き。冒頭のファンファーレでいきなり心を鷲掴みされます。
ダムは、1969年からはシュターツカペレ・ドレスデン移籍、サバリシュとの演奏も名盤です。
さてシンフォニーに戻ります。ゲヴァントハウス管は、ご存じシューマンの初演を多く演奏している。(交響曲は1.2.4番)
そうした伝統を受け継ぐ実にゲルマン的な堂々とした演奏、重厚にしてコクがある。そこが魅力です。
2番が意外と好きでよく聴きます。4番は、フルヴェン、クナの名演がありますが、こちらも、燻銀の響きを聴かせてくれます。

2015年10月24日土曜日

チャイコフスキー 交響曲全集

昨夜は、9時より爆睡したため、こんな時間に・・・お目覚め
ロストロポーヴィッチ;ロンドンフィルの「チャイコフスキー交響曲全集」より大好きな第5番を聴いている。ロストロの5番は、快速ムラヴィンよりも8分以上も遅い。中でも第2楽章の美しさは秀逸だ。ビオラ・チェロ・バスに導かれるホルンの主旋律は、まるで冬の大地の朝焼けを思わせる。厳しさの中にゆっくり流れる時間。ロマンティシズム溢れる甘美なチャイコフスキーを堪能。違った5番の聴き方です。

2015年10月18日日曜日

モーツァルト フルート四重奏曲集_ランパル

アマデウスで朝食を!
今朝は、フルート四重奏曲集。ジャン=ピエール・ランパルのフルートを、アイザック・スターン / アレンクサンダー・シュナイダー / レナード・ローズ。ランパンとスターンは2度 録音しているが、最初の録音(1969年)です。2度目(1986年)も豪華な面々ですが、今日はこちらを。(ランパル自身は4回録音しています。最初の2つは パスキエ・トリオとの競演)

2015年10月17日土曜日

秋の夜長にモーツァルト_ピアノ三重奏_ズスケ

今宵の秋の夜長に「モーツァルト ピアノ三重奏曲集」を。
ズスケ; プフェンダー;オルベルツによるトリオ。
モーツァルトは、チェロの名手がいなかったのでチェロを用いた楽曲が少ない(ない)と言われていますが、こちらのピアノトリオではチェロの良さを思う存分楽しめます。優しさと寛ぎに満ちた楽曲。3つの楽器が溶け合う心が洗われるトリオです。ドイツ・シャルプラッテン・レーベルの再リリース 最強廉価版シリーズでした。

カサドシュでモーツァルト_7番.10番

今朝もモーツァルトからスタートです。
SONY CLASSICAL  カサドシュ・プレイズ・モーツァルト(5CD)から 5CD目 2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K.365(10番)、3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242(7番)ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調K.452です。「2台のピアノ」は奥様ギャビーと「3台のピアノ」はさらに息子のジャンを加えての競演。なんか羨ましい。そして(オーマンディ:Philadelphia Orch及びPhiladelphia Woodwind Quintet)が支えます。実は、このシリーズ4枚目5枚目ばかり聴いてしまいます。1-3枚目は、21-27番で他にも名盤が多すぎて・・・。

2015年10月15日木曜日

スウェーデン放送合唱団

今日は音楽会。上野の東京文化会館でモーツァルトのレクイエム。世界一といわれるスウェーデン放送合唱団。指揮は当代一の合唱指揮者ダイクストラ。東京都交響楽団。
やっぱり凄いです。ソプラノの繊細な声、ppが美しい。フォルテシモも少しも力みのない、一本の美しい糸の様な声が響きます。テノールはまあなんと良い声なんでしょう。
アンコールのアヴェヴェルムコルプスはなんとアカペラでした。本当に涙が出ました。


2015年10月12日月曜日

さまよえるオランダ人

今朝は、ワーグナー:オペラ「さまよえるオランダ人」。
フェレンツ・フリッチャイ;RIAS室内合唱団/RIAS交響楽団で。
(1952年録音)


2015年10月11日日曜日

シューベルト 弦楽四重奏曲全集

秋の雨、こんな日は三叉神経が少し痛む。
遭えてシューベルト 弦楽四重奏曲全集を聴いてみる。
今朝は、さらにシネ・ノミネSQでなくこちらをわざと選んだ。
メロス弦楽四重奏団(1971-75年録音)。
メロスの鋭い厳しい音色、そして全体的に少しゆっくりめのテンポがシューベルトには合うと思う。

2015年10月10日土曜日

ドヴォルザーク スタバト・マーテル_スメターチェク

3連休につき、今朝は大曲から。先週の「レクイエム」に続きドヴォルザークから「スタバト・マーテル」 スメターチェク / チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 / プラハ・フィルハーモニー合唱団 (1961年)です。
20分を越える第1曲(全10曲93分)から吸い込まれる緊張感と美しいメロディー。ドヴォルザークらしい民族色は姿を隠し、あくまで格調高く凛とした名曲。

2015年10月4日日曜日

ブラームス チェロ・ソナタ

夕食までの束の間、またまたブラームスを聴きます。
「チェロソナタ1番2番」。今日は、ヤーノシュ・シュタルケル / ジェルジ・シェベック(1964年録音)。シュタルケルの音色は、ブラームスに良く合う。ジェルジ・シェベックは、無名に近いが、グリュミオー好き、ボザールトリオ好きの私には、お馴染みです。


ドヴォルザーク レクイエム_ケルテス

月に一度は聴いてしまう宗教曲シリーズ。今朝は、ドヴォルザークの「レクイエム」です。ケルテス/ロンドンフィル/アンブロジアン シンガーズ(1969年)。旋律の王様ドヴォルザークならではの美しいレクイエム。「ピエ イエス」がお気に入りです。
来週 都響/ダイクストラ/スウェーデン放送合唱団の「モツレク」を聴きに行きます。楽しみです。


2015年10月2日金曜日

シューマン・ナイト

今宵は、「シューマン・ナイト」。
まずは、クレーメルのヴァイオリン協奏曲(1994Live)、次にアルゲリッチのピアノ協奏曲(1992Live)。いずれもアーノンクール:ヨーロッパ室内管弦楽団。
そして、二人の競演 ヴァイオリンソナタ1.2番(1986)。。。。
最後は、チェロ協奏曲 デュプレ:バレンボイム+ニューフィルハーモニー管弦楽団(1968)。




2015年9月27日日曜日

ブラームス ピアノ五重奏曲

今朝もブラームス。「ピアノ五重奏曲 ヘ短調 OP.34」アルバン・ベルク四重奏団がレオンスカヤを指名して演奏したライブ録音です。レオンスカヤは1979年のザルツブルグ音楽祭のデビューリサイタルで一気に西側諸国にその名を知られることとなります。彼女は、2006年の2月に、オーストリアでは最高位の第一等オーストリア学術・文化名誉十字勲章を受賞しています。
第1楽章:ブラームスらしいメランコリー溢れるピアノのパッセージから始まり、それに続くレオンスカヤのピアノタッチと弦楽のアンサブルで一気に曲の中へ引き込まれます。
第2楽章:一転 子守歌のような優しげで情緒的なメロディー。しかしどことなく憂いを帯びてブラームスらしいAndanteです。
第3楽章:スケルツォ この楽章だけ聴くとブラームスとはわからないかもしれない。非常に躍動感たっぷり。そしてこの第3楽章が一番好きだ。
第4楽章:出た-。お化けではありません。まさしくブラームス。一転した暗さ。嘆きの1stヴァイオリン。でもチェロが主題を弾き始めると少し明るさが・・でもどこまでも憂いは消えない。そこがいい
Live録音にもかかわらず精緻なアンサブルを聴かせるアルバン・ベルクSQの面目躍如。それに負けないレオンスカヤの力強い響きが素晴らしいです。

2015年9月21日月曜日

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番_アニー・フィッシャー


本日の一枚。アニー・フィッシャー;フリッチャイ;バイエルン国立歌劇場管弦楽団 「ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番 変ロ長調 OP.19」。
アニー・フィッシャーは、今年 生誕100年を迎えます。ハンガリー出身の女流ピアニストです。彼女のベートーヴェンのピアノソナタ全集は秀逸です。フィッシャーは女性とは思えないほど男性的な硬い凛とした音を奏でるかと思えば、女性的なしなやかな艶のあるを音を奏でます。何処となく気品のある彼女の音は最高です。大好きなフリッチャイとのハンガリーコンビで楽しみます。明日は、勤続30年表彰でお休みを頂いていることから、秋の夜長を満喫しております。

2015年9月19日土曜日

ブラームス ピアノ四重奏曲集

今朝もあくまでブラームス。「ピアノ四重奏曲集」。
と言えばデムス;バリリ四重奏団でしょう。(1956年MONO録音)デムスは、スコダ、グルダと「ウィーンの三羽烏」と言われてます。モノラルですが音質は大丈夫です。レトロな雰囲気が醸し出され、逆にこれがいいです。


2015年9月18日金曜日

ブラームス ピアノ・ソナタ集

今宵もブラームス。ジュリアス・カッチェンによる「ブラームス ピアノ・ソナタ全集」より3番 ヘ短調 Op5(1962年録音)を聴こう。詩人シュテルナウの「若き恋」と添えられている”第2楽章”が好きだ。センチメンタルなブラームスを発見できるからである。カッチェンの透明感のある響きがよくマッチしている。

2015年9月13日日曜日

秋はブラームスでしょう!

今朝もブラームス。ブラームス「ヴァイオリン・ソナタ全集」シェリング・ルービンシュタインのポーランド・コンビから、ヴァイオリン・ソナタ1番を(1960年録音)。「チェロ・ソナタ1.2番」ヨーヨーマ・アックスのコンビ(1985年最初の録音)から1番を。そして「ヴァイオリン協奏曲」をコーガン・コンドラシン+フィルハーモニア管弦楽団(1959年録音)で。
今日も<ブラムジアーナ>。




2015年9月11日金曜日

ブラームス 弦楽六重奏曲

愈々、ブラームスが似合う「秋の夜」の季節が近づいて参りました。といっても年がら年中ブラームスを聴いている私ですが、今夜は「弦楽六重奏曲」といきたい。演奏は、ベルリンフィルハーモニー八重奏団員(1966,1968録音)。
第1番は何といっても第二楽章でしょう。
1stヴィオラから始まり1stヴァイオリンが受け継ぐ儚くも哀しいメロディー、その後の変奏曲のチェロの響き、1stヴァイオリンの3連符、オクターブの2本の32音符のチェロのアルペジオに湧き上がる情熱を感じるのは私だけではないでしょう。そして、ヴィオラとチェロの希望に満ちたメロディ。最高です!!
第2番は、ヴィオラをかの「土屋邦雄氏」が担当しています。
軽やかに振る舞おうとしているのに翳を引きずるこの「憂鬱感」はどこから生まれてくるのだろう。


2015年9月6日日曜日

チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲

今朝の一枚。チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35」
またまた「強靭」コーガン。レオニド・コーガン:シルヴェストリ+パリ音楽院管弦楽団で。
第二楽章のコーガンならでは美音が心地良い。シルヴェストリも持ち前の芸風を抑えそれでいて情熱的な演奏。コーガンは高音のシャープさに加えて低音の重厚さも魅力的だ。
この曲を聴くと最近は映画「オーケストラ」のメラニー・ロラン(2枚目写真)のラストの美しい涙と笑顔を思い出します。
映画の実際の演奏は、フランス国立管弦楽団の第1コンサート・マスターで、1981年生れのラサ・ネムタヌ(3枚目写真)さんとブダペスト交響楽団です。彼女も美しい。
そして映画のボリショイ交響楽団のコンサートマスター役ルーマニアのジプシーミュージックバンド『タラフ・ドゥ・ハイドゥークス』のカリュさん ジプシー音楽からの「パガニーニの24のカプリース」。カッコいいです。
しかし、この映画 冒頭は、モーツァルトの『ピアノ協奏曲第21番ハ長調』のあの有名な「第二楽章」を使っていますし、終盤にはマーラーの『交響曲第1番ニ長調「巨人」の「第三楽章」が使われています。この映画コメディータッチですが、お勧めです。