2015年8月30日日曜日

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲_コーガン

今朝の一枚。ブルッフの代表的な曲を聴こう。
「ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26」。レオニド・コーガン / ロリン・マゼール+ベルリン放送交響楽団(1974)。
冒頭ティンパニの静かな響きと木管に次いですぐに始まるコーガンの冴えた音色が何とも言えない。暫し激しくも切ないメロディに酔いしれる。ドラマチックな中間部を経て、再度第1主題を奏で第1ヴァイオリンが変ロ音を伸ばす中、途切れず第2楽章へ。これが飛び切り美しいアダージョ。コーガンの愛器「グァルネリ・デル・ジェス」の深い響き、張り詰めた弦力がよく似合う。第三楽章は、一転晴れやかな楽風(ハンガリー風)。ここでもコーガンの技が冴えわたる。ブラボー!!コーガン。

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