2016年4月23日土曜日

チャイコフスキー 組曲第4番

今朝の一枚。
あまり聴く機会は無いと思いますが、チャイコフスキーは、4つの管弦楽組曲を残しています。
その中で今日ご紹介したいのは、組曲第4番 ト長調 Op.61 「モーツァルティアーナ」 。全集の演奏は、ドラティー:ニューフィルハーモニー管弦楽団(1966年録音)。
この組曲は、4つの曲で構成されています。
1.ジーグ。。。(ピアノのための小さなジーグ K.574より)
2.メヌエット。。。(メヌエット K.355)
3.祈り。。。(アヴェ・ヴェルムコルプス K.618)
4.主題と変奏曲。。。(グルックの歌劇『メッカの巡礼』:アリア「愚かな民が思うには」の主題による10の変奏曲 K.455)
と、K.618以外は、聴きなれないピアノでの曲が選ばれています。
チャイコフスキーは、スコアの裏面に「モーツァルトの多数の優れた小規模曲は、なぜか一般のみならず音楽家の大部分にもほとんど知られていない。作曲者が「モーツァルティアーナ」と名付けた編曲の組曲は、簡素な形式ではあるが、十分得難い美しさをもったこれら珠玉のような作品が、よりしばしば演奏されるための新しい糸口を与えることを期待するものである」(以上、音楽之友社『作曲家別名曲解説ライブラリー/チャイコフスキー』より引用)と書いているといいます。
チャイコフスキーもやはりも「モーツァルティアン」だったようですね。

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