2016年7月22日金曜日

徹夜祷


今夜の音楽。ロシア正教会の奉神礼音楽である
ラフマニノフ 「徹夜祷作品37」を聴く。今夜の「徹夜祷」は、ポリャンスキー盤(1986年)ではなく、少し合唱っほさが強い、2000年録音のイェウヘン・サブチュク 指揮ウクライナ・ナショナル・カペラ 「ドゥムカ」 で聴く。
当該CDは、「聖金口イオアン聖体礼儀作品31」「たゆまず祈る聖母」「精霊たちの合唱」「治療者パンテレイ」ポリャンスキー:ロシア国立交響カペラ という作品もカップリングされている。
「徹夜祷」は、以前にも書いたが知る人ぞ知る名曲である。
ラフマニノフといえば、誰もが当然「ピアノ・コンチェルト!」だが、それ以上の美しさがこの曲にはある。
まさに合唱曲の至宝!
(ラフマニノフ自身の葬式の曲に第5曲「「主よ今汝の言葉に従い」を希望しました。)
この第5曲、アルトとテナーが揺れ動くような和音を反復する中、悲哀をこめたテナーソロが歌いだす。やがて、そのメロディーはバスから対位法的に積み上げられ、今度は逆にソプラノから下声部に向かつて順次重ねられ、拍子記号が小刻みに変わりながら、再び、テナーソロが加わり、バスが見事な全曲の最低音である単一の変ロ音のオクターブ配置で閉じられる。
この最低音、ロシア人しかできない!!と思う。
ぜひ一度聴いていただきたいと強く思います。

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