2020年1月18日土曜日

マーラー 交響曲第3番_ホーネック

マーラー 交響曲第3番 ニ短調を聴く。ホーネック;ピッツバーグ交響楽団、ミッシェル・デヤング(メゾソプラノ)、ピーター・サリバン(ソロトロンボーン)ジョージ・ヴォスバーグ(ポストホルン)_2010.6-11-13(Live録音)
かねてより気になっていたホーネックのマーラー、会社の先輩が3番を買ったとのことでお借りした。万歳!!
第1楽章冒頭のホルンの決然とした響きに思わずニヤリ。これは!!を充分予感させてくれた。続く、半音階的トランペット、独奏のトロンボーン、何と充実した金管楽群であろうか!大好きな、展開部の遠くでのトランペットとホルンの掛け合い、トロンボーンとチェロの独奏と多彩な音色の嵐を見事に紡いで進んでいく滑らかな構築。いいぞ。第3楽章、中間部のポストホルン、かのハーゼス直伝のヴォスバーグの上手さ、神秘的な森の雰囲気をまとい、浸みわたり、それでいて高らか。第4楽章、コントラバスの低弦に誘われ謳うこの曲でのミッシェル・デヨングは、幾つもすでに聴いているが、さすがに深みと艶のある声。後半部に寄り添うヴァイオリンの美しさも良きかな。
第6楽章、マーラーの表記どうりの安らぎのある弦楽群の美しさ。卓越しているのは決して金管群だけではないのがわかる。コーダは、余力ある金管群は絶叫することなく、何なく生命感を見事に歌い上げる憎らしさ。一級品の演奏でした。これは、やはり5番も聴かなくては。。。。

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