2016年1月24日日曜日

ワグナー 寄せ集めだけど

サヴァリッシュ演奏するワーグナー「リエンツィ」序曲が好きです。
このCDは、ワーグナーの比較的聴かれない作品を集めたものです。
ハ長調 交響曲ではなく、第2楽章冒頭までしか完成していないホ長調の第一楽章も収められています。
ヴェーゼンドンク歌曲集がいいですよ。
「夢」は『トリスタン』第2幕の二重唱に、「温室にて」は『トリスタン』第3幕の前奏曲に楽想が使われています。
ミュンヘンでのベーム追悼コンサート(1981年11月1日)にこの「温室にて」「夢」は、サヴァリッシュの指揮で演奏されました。ちなみに私の大好きなR.シュトラウス:『四つの最後の歌』から「夕映えの中で」も演奏されました。
メゾ・ソプラノのマルヤーナ・リポヴシェクのまろやかで深みのある名唱が光ります。
「リエンツィ」序曲は、ウィーン交響楽団(1960)との演奏とは違いオーソドックスですが、弦楽の響きも金管の響きも一枚も二枚もうわて。
すごく楽しいCDです。

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