2016年4月9日土曜日

ドイツ・レクイエム 8

月に一度は聴きたくなるシリーズ。ブラームス「ドイツ・レクイエム」。今夜は、ケーゲル:ライプツィヒ放送響&合唱団(1985年録音)にて。
まずこの演奏のコーラスのクオリティーの高さに脱帽であるが、元々合唱指揮者でもあったケーゲルの真価が顕れている。オーケストラは、非常にソフトな仕上がり、弱音での美しさ。ライプツィヒのパウル・ゲルハルト教会の音響の良さも手伝い、あたかも天上から降り注ぐ音楽の如き出来栄えです。
第3曲、バリトンのジークフリート・ローレンツはあまり知らない歌手ですが、張りのある声でドラマチックです。
第5曲、ソプラノのマリアンネ・ヘガンデルも透明感のある美しい声で「慰め」の歌を綴ります。
第6曲、勝利の後の140小節にわたる大フーガ、まるでライブのような高揚感も素晴しいものがあります。
ドイツ・レクイエムは、何十枚も所有しておりますが、こちらは、ベスト3に入る名演とさせていただきます。

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