2016年4月16日土曜日

モーツァルトのカンタータ

今朝の一曲。聴きなれない曲名 モーツァルトのカンタータ「悔悟するダヴィデ」K.469。
実は、この曲あの有名な未完成曲「大ミサ曲 ハ短調 K.427(K6.417a) 」_キリエ・グロリアの改作なんです。
多忙極めるモーツァルト君。名誉ある音楽家たちの未亡人や孤児のために設立されたウィーン音楽芸術家協会(のちのウィーン楽友協会)の演奏会に間に合わせるために、2曲のアリアを加えてダ・ポンテの協力よろしく、ちゃっかり演奏しちゃいます。
「ザルツブルグでのミサ曲の披露は、ウィーンには知られてないもーん!!」
さて、間に合わせで作った第6曲テノール独唱の「数知れぬ悩みの中で」。この曲が大好きです。序奏のクラリネット、オーボエ、フルート、ファゴットのお得意の繋ぎの旋律。そしてテノールの登場。優しさと愛情に包まれたメロディ。
そして第8曲ソプラノのアリア「暗い、不吉な闇の中から」 。
ドラマチックなハ短調で始まる曲は、キリエの有名な旋律にも負けない美しさ。後半は一転してハ長調でのコロラトゥーラ。
モーツァルトならではの2曲です。
演奏は、クイケン指揮ラ・プティット・バンド+オラ・ンダ室内合唱団。コーラスも見事です。ソプラノのクリスティーナ・ラキさんの声も素晴らしい。
そして、なにげにこのCD モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618 のおまけつき。
さあ、朝風呂はいろう!!

0 件のコメント:

コメントを投稿