2016年4月24日日曜日

モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ第40番_パールマン:バレンボイム


今朝の音楽。
モーツァルト:ヴァイオリンソナタ集(パールマン:バレンボイム)から、40.41.42番を。
この40.41.42番は「三大ソナタ」と呼ばれている。
その中から40番 変ロ長調 K.454をご紹介。
この曲が面白いのは、決然とした、そして美しいラルゴの序奏から始まるところか。それに続く活き活きとしたアレグロは、軽快なピアノに導かれて華麗に疾走するヴァイオリンの妙。2つの楽器が絶妙に掛け合いながら展開部でわずかばかり忽然と短調の調べで翳を落とす。ここがモーツァルトの天才的なところか。
緩徐楽章は、子守歌のような優しさ。アルペジオのピアノに支えられてヴァイオリンが優しく心を慰めてくれます。中間部では、暗鬱な短調でありながら、決して心沈むことなくピアノの美しさに身を委ねたいと思う。
フィナーレのロンドは、快活さ溢れるヴァイオリンと少しメランコリックな低音重視のピアノとの融合。それでいてチャーミング。
パールマン:バレンボイムの絶妙のアンサブル、モーツァルトの陰影を見事に表現した、さすがのソナタ集となっております。
@ちなみに41番 変ホ長調は、第1楽章に、かの「ジュピター音型」が出てきますよ!!



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