2016年7月1日金曜日

ブルックナー 交響曲第6番_カイルベルト

今日は、早く帰ってきたのでゆっくり音楽の時間を楽しめます。
敢えてのブルックナー 「交響曲第6番 イ長調 」カイルベルト:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1963年録音)。
よほどのブルファンでなければ聴かないのが6番ではないか。
第1楽章、低弦のテーマから始まり金管が炸裂する冒頭には、一種のワクワク感がある。実にメリハリの効いた演奏。ベルリンフィルの重厚な音質を見事に発揮させ、それでいて「帝王」のようなしつこさや諄さがない。溌剌とした展開の中、往年のベルリンフィルの金管の響きがまたいい。
白眉は、第2楽章Adagioの深淵なる美しさにある。重層的な音の切り貼りが紡ぎだす幸福感を、さりげなく作り出すカイルベルトの手腕に脱帽。
第3楽章スケルツォは、勇壮さと管弦楽のもつ音色の多彩さを余すところなく聴かせてくれる作品ではないだろうか。カイルベルトは、その一つ一つが「浮いて」聴こえないというかバランスよくつなげているところが流石だと思える。
第4楽章は、重厚な推進力の中でも、弦楽の美しさを失わず、濁りのない演奏といえるだろう。
やはり、この時代のカイルベルトやケンペの振るベルリンフィルはいいなぁ。

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