2018年7月29日日曜日

ドイツ・レクイエム 37

月に1度は聴きたくなるブラームス「ドイツ・レクイエム」シリーズ。第37回です。ちょうど3年です。
1.クレンペラー 2.サバリッシュ 3.ヤルヴィ 4.ジュリーニ 5.セル 6.コルボ 7.アーノンクール 8.ケーゲル 9.ロバート・ショウ 10.アクサンチュス 11.コッホ 12.ヘレヴェッヘ 13.シノーポリ 14.クーベリック 15.バレンボイム 16.レヴァイン 17.ケンペ 18.マゼール 19.アンセルメ 20.クレツキ 21.シューリヒト 22.ガーディナー 23.ハイティンク 24.アバド 25.テンシュテット 26.メータ 27.ショルティ 28.ブロムシュテット 29.プレヴィン 30.トスカニーニ31.ザ・シックスティーン 32.ワルター33.チェリビダッケ34.ヒコックス35.レーマン36.アルブレヒト
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37回目は、クルト・マズア、ニューヨークフィル&ウェストミンスター・シンフォニック合唱団、シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)ホーカン・ハーゲゴール(バリトン)<1995年Live録音>です。
ニューヨーク・フィル、ウェストミンスター合唱団での録音は、トスカニーニ、ワルター以来というから驚きです。
少し速めのテンポながら、堂々とした歌い上げが特徴です。
第1曲、冒頭部分は柔らかく軽やかに。少しテンポを落としてのコーラスは、静粛な美しさ。
第2曲、出だしも変に重々しくない音色で進む。どちらかというと明るめの音彩かもしれない。コーラスは行進曲風味。これは、テンポの速さによるものだろう。長調に転じた「だから今は耐え忍びなさい、愛しい兄弟よ」はなんて優しいんだろう。イザヤの書35章のアレグロも実に生き生きとしている。とにかくソプラノが上手いのがいい。
第3曲、ハーゲンコールのバリトンは、歌い上げタイプ。
影絵のようなコーラス群とともに物語のようにすすむ。
フーガも、かなりの速さ。最後は少し雑になっているかもしれない。
第4曲の舞曲は、極めて美しい。
第5曲、マクネアーの高音の消え入りそうな美しさと柔らかさは抜群だ。後半の憂いを含んだ音色部でも内なる優しさを感じることができる素晴らしいソプラノ。
第6曲、出だしはやはり明るめ。バスが登場してから、良い緊迫感をもってドラマチックに展開。大フーガの前の大好きな七色のコーラス変化は今一つ。大フーガも速い展開ながら、力強さと華麗さをもち進む。
マズアは、それほど聴き込んでいる指揮者ではなく、どちらかというと悪い批評が目立つ指揮者ではあるが、このドイツレクイエムについては、細やかな演奏に徹しており、コーラス充実度と相まって良い演奏だと感じた。



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