モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622、ハインリヒ・ゴイザー フリッチャイ指揮 ベルリン放送交響楽団にて聴く(1957年録音MONO)。カール・ライスターの師であるゴイザーは伝統的なエーラー式(ドイツ管)のクラリネットを使用している。ゴイサーの太く、温かみがあり、どこか素朴でありながらも深い響きが魅力的だ。緩徐楽章:adagioは白眉だ。ゴイザーの息の長いフレーズと、オーケストラの弦楽器の弱音が見事に溶け合い、モーツァルトの白鳥の歌にふさわしい「深い孤独」と「疲労感」を表現してくれている。

0 件のコメント:
コメントを投稿