2026年6月13日土曜日

R.シュトラウス メタモルフォーゼ ン~23の独奏弦楽器のための習作~_ケンペ

 R.シュトラウス 「メタモルフォーゼ ン~23の独奏弦楽器のための習作~」、ケンペ(C)シュターツカペレ・ドレスデン<1973年、ドレスデンの聖ルカ教会にて録音>、23の内訳は(10のヴァイオリン、5のヴィオラ、5のチェロ、3のコントラバス)である。

圧倒的なレガート・音響美で、しかも「悲劇的な死への恐怖」を投影するがごとき巨匠らの演奏とは一線を画し、あくまで冷静に淡々と一点の曇りもなく旋律を紡いでゆく。それが、「喪失感」と「静かな祈り」を深く突き刺す。SKD特有の「重い・しかし柔らかい」弦の音色が、ケンペの透明な指揮と組み合わさることで、この曲に得も言われぬ「気品」を与えている。



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