2016年8月7日日曜日

モーツァルト 途中楽章の短調 その8・9+α

今年の初めに、Facebookグループ「クラシックを聴こう!」にて、とある方から
「モホツアルトはたんちやふ(短調)がよひよね。」楽章別の短調のモーツアルトをご推薦ください!
「1楽章(主調)が長調だけど、2楽章や3楽章が短調のものがいいです。」
というコメントが寄せられ、モーツァルティアンの血が騒いだ。
その時に、一気にコメントを入れたが、Facebookはコメントがどんどん流れるので、ブログで書き留めておくことにした。
その8
「ヴァイオリンソナタ」には、第2楽章が短調の曲が2つあります。
まずは、ヴァイオリンソナタ第33番 ヘ長調 K377(K6.374e) 。
第2楽章 Andante ニ短調。主題と6つの変奏曲からなります。


モーツァルト「宿命の調性 ニ短調」。どちらかというとこの短調の第2楽章がこの作品の中核ではないでしょうか。

その9
2つ目は、ヴァイオリンソナタ第37番 イ長調 K.402(385e)です。
第2楽章 Allegro moderato イ短調です。なんとフーガです。残念ながら断片ですが。
第2楽章63小節以降はシュタドラーにより補筆され、91小節の長さで完成されました。 




さて、1楽章の中で、長調から短調へ の曲があるので、1つ紹介しておきます。
ヴァイオリンソナタ第35番 ト長調 K379(K6.373a)です。
第1楽章 Adagio ト長調 2/4 ソナタ形式ですが、(再現部 がAllegro ト短調 3/4)となります。
これも好きな曲なので紹介しておきます。
Adajioも美しいので最初からお聴きください。ト短調に変わるのは、4:05からです。雨音のようなピアノから始まり、疾走するト短調をお楽しみください。

シェリング、ヘブラーのコンビです。



0 件のコメント:

コメントを投稿