バイロン・ジャニスと言えばラフマニノフ3番の脅威的な疾走。そのすご技は、アルゲリッチやカッチェンをも凌ぐ。なんせ、ホロビッツが自ら弟子に誘った唯一のヴィルトゥオーソ。しかし、今日は、シューマン ピアノ協奏曲イ短調Op.54を聴く。共演は、Ms.Sことスクロヴァチェフスキ、ミネアポリス交響楽団。(1962年録音)マーキュリーレーベルにて、鮮明さは時代を感じさせずやはり素晴らしい。冒頭の有名な「雪崩式ブレンバスター」は、ピアノ・オケともに極めて明確に力強く。第1主題のオーボエも変わらぬ力感をもち哀切というよりも苦悩を感じさせる響き。しかしジャニスのピアノが主題を引き継ぐとそこに憂いが生まれる。その意外な抒情的なタッチに思わず引き込まれる。アルペジオの上手さは流石。ジャニスのピアノは、どの音も一つずつ輝いている。第2楽章、Intermezzo にふさわしい愛らしい主題。オケとの掛け合い、中間部のチェロとの見事なロマンチシズムを奏でる。第3楽章、軽く弾むようなメロディ。ピアノの波打つようなパッセージと、それを彩るオーケストラが絡み合いながら、勢いよく進んでいく。(ある時はピアノのに対し、オケはヘミオラで掛け合いながら)技巧的なパッセージでは、ジャニスのセンスが冴えわる。スクロヴァチェフスキは、ジャニスの良さを十二分に引き出すメリハリの利いた骨太の構築、そして、ジャニスの鍵打に負けない厚みのある絢爛なオケぶりを披露。スカッとする演奏です。
2021年2月23日火曜日
2021年2月21日日曜日
フォーレ レクイエム_アントニー・ウォーカー
フォーレ「レクイエム」。アントニー・ウォーカー&カンティレイション、シンフォニア・オーストラリスにて。1893年ネクトゥー&ドラージュ校訂版使用。この曲は、ブルックナーの交響曲に負けないくらい様々な版があり、各指揮者も結構バラバラで演奏している。4度録音してるコルボなどは、1回目(72年:聖ピエール=オ=リアン・ド・ビュル聖歌隊)2回目(92年:ローザンヌ声楽)は、1900年第3版、3回目(2005年東京ライブ:ローザンヌ声楽)4回目(2006年:ローザンヌ声楽)は1893年ネクトゥー&ドラージュ校訂版。2度録音しているヘレヴェッヘは、1回目(88年:ラ・シャペル)は1983年ラター版、2回目(2001年:ラ・シャペル・ロワイヤル)は、第3版である1900年版を第2稿の校訂者であるジャン=ミシェル・ネ クトゥーが1998年に手直しした1901年版を使用と、同じ指揮者でも版を変更しているから面白い。通常演奏される第3版とこの1893年ネクトゥー&ドラージュ校訂版は、もっとも言われる違いは、フルオケか室内楽かというところだろう。しかしそれ以外にも多々ある。編成で言えば、TimとHpが意外と違うところで登場する。またLibera Meの"Dies irae" に入る前52小節目のHrのリズム(すべて4分音符)など。譜割りもIntroit 24小節目・テナーのパートソロの5小節目<ここは版によりすべて違うので、ここを聴けば何版かわかる>、Offertoire 58小節目・バリトン・ソロなどなど。さて話が横にそれたが私がウォーカー版で好きな個所は、Offertoireの出だし、弦楽の浮かび上がる鮮明さだろうか。全体を通してウォーカーのテンポ設定は極めて「ゆったり目」。コーラスのアンサブルは成熟度が高く、綺麗に揃っている。ソプラノの声も柔らかく落着きがあり、テナーも変な頑張りがなくて良い。ソロのサラ・マクリヴァー(Sp)は、かなり好きな声だ。透き通って伸びのある高音部、柔らかい低音部。テディ・タフ・ローズ(Br)も力強い声。オルガンとの倍音にもってこいの声だ。次回、この曲の説明は、曲自体について書いてみたいものだ。
2021年2月11日木曜日
モーツァルト ヴァイオリン協奏曲集_シュナイダーハン
祝日の昼下がり、シュナイダーハン指揮振りによるベルリンフィルとのモーツァルト ヴァイオリン協奏曲全集(5曲)&ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ、ロンド(2曲)を聴いている。(録音:1965&1967年:ベルリン・イエス教会)。指揮振りだけでなくカデンツァもすべて自作。ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョK.261もお気に入り。この曲は、協奏曲第5番の緩徐楽章(第2楽章)の代用の楽曲。もともとこの5番は、ザルツブルク宮廷楽団の楽長であったアントーニオ・ブルネッティのために書かれたが、そのアダージョが、あまり技巧の達者でないブルネッティには無理筋と思ったのか、急拠新しくこのアダージョを仕上げて入れ替えたらしい。ともにアダージョ、ホ長調をとるが、このK.261では、協奏曲全楽章を通じて使われていたオーボエがフルートに替えられている。K.269のロンドは、1番の終楽章の代用としてといわれているが、こちらは定かではない。K.373のロンドは、フルート版もあり(K.Anh.184)ニ長調に移調して作られている。シュナイダーハンの柔らかく温かみのある演奏を満喫。
2021年1月29日金曜日
ブラームス 交響曲第4番_イッセルシュテット
手兵「北ドイツ放送交響楽団」とハンス・シュミット・イッセルシュテットのブラームス交響曲集より交響曲第4番ホ短調Op.98を聴く(1973.5.21ライブ録音)。彼はこの1週間後の5/28に亡くなっているので、まさに「白鳥の歌」というべき演奏。
2021年1月23日土曜日
ブラームス 交響曲第2番_ハイティンク
ハイティンク、コンセルトヘボウ管によるブラームス交響曲&協奏曲集より、交響曲第2番ニ長調OP.72を聴く(1973年録音)。余談であるが、ジャケットにもロイヤルの名が入っているが、正式には、「ロイヤル」の称号がついたのは、1988年。よって録音時<1970-1980年>には、アムステルダム・コンセルトヘボウ管が正しい。その点、レニーのマーラー2回目の録音=1.4.9番はいずれもアムステルダム表記でよろしい。横道にそれたが、これは70年代の最高の2番であろう。馥郁たるヘボウ管の管楽器群が2番のもつ陰陽の色彩の豊かさを十分に表現している。第1楽章、冒頭のまろやかなホルンと凛としたフルートの見事な組み合わせ。それに続く弦楽群のシルキーな美しさ。第2主題のチェロの柔らかな音色。決然とした展開部の緊張感。言うことなし。第2楽章もコンセルトヘボウの良さを堪能できる。速度はもう少し遅いのが好みだが、下降旋律のチェロの憂愁感。孤高のホルン。会話のような第2主題の木管と弦楽の受け継ぎ。それぞれの役割の明確さが伺える。第3楽章、純朴なオーボエ、優しいチェロのピチカート。テンポが倍加した時のゆるみのないアンサブル。見事。終楽章、低弦の厚みを膨らませながら中庸のテンポで進んでいく。金管群はどこまでも品性を保ち、木管群は色彩豊かに、ティンパニーも出しゃばらず、エンディングも過度なアッチェランドをせず、ハイティンクの統率力と堅牢さが滲み出る一枚。
2021年1月12日火曜日
メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」_ミュンシュ
2021年1月2日土曜日
ブラームス 交響曲第1番_コンヴィチュニー
恒例、年初の1発目視聴はこれ。ブラームス 交響曲第1番ハ短調Op.68。今年は、コンヴィチュニー、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管(1962年録音)にて。その揺るぎない歩み、決して煽らず、焦らず、堂々たる王者の風格。こうした王道にて1年を過ごしたいものである。
2020年12月31日木曜日
R.シュトラウス メタモルフォーゼン_ケンペ
今年の締めの曲は、R.Strauss「メタモルフォーゼン~23の独奏弦楽器のための習作」。今年の世界情勢を振り返ると締めはこの曲しかない気がする。演奏は、ケンペ;ミュンヘンフィル(1968年ライブ録音)。フルヴェン(1947)コンヴィチュニー(1955)クレンペラー(1969)バルビローリ(1969)カラヤン(4回目1969)ケンペ;ドレスデン(1973)オーマンディ(1978)など数々の名盤・名演があるが、これが一番のお気に入り。濃厚な弦楽群の音色、それでいて感情抑制的なケンペの棒、この二律背反が見事なまでの哀切を響かせる。来年は良い年でありますように。
ところで、今朝ニュースで観たが反日・売国報道を相も変わらず繰り返すTBSの親韓「日本レコード大賞」まだやっていたんだな。もはや日本もレコードも関係ないのに。
2020年12月12日土曜日
モーツアルト 交響曲第41番「ジュピター」_ボールト
エイドリアン・ボールトといえば、ちょっとしたクラシック好きならホルスト「惑星」ね。という答えが返ってきそうだが、ボールトには、貴重な隠れ名盤「モーツァルト 交響曲第41番ハ長調k.551」がある。奇しくも「ジュピター」と惑星名がついているが、こちらはローマの全能の神「ユピテール」のこと。ということで、ボールト、ロンドンフィル(1974年録音)を聴こう。
2020年12月7日月曜日
シューマン 交響曲第4番_ボールト
シューマン 交響曲第4番ニ短調Op.120。エードリアン・ボールト;ロンドンフィルハーモニー(1956年録音)で聴こう。
2020年12月5日土曜日
2020年11月28日土曜日
ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲_シュナイダーハン・シュタルケル
最近大学時代の同級生が我が敬愛する「フリッチャイ」にご執心なので触発されて初冬に似合うブラームスのダブルコンチェルト、通称ドッペル(ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲イ短調Op.102)を聴く。フリッチャイ:ベルリン放送交響楽団、シュナイダーハン(V)シュタルケル(VC)<1961年録音>。堂々たるトゥッティとそれを受けるシュタルケルの切れ味抜群の重量感ある太刀筋、続くシュナイダーハンの凛としていながら色気のある太刀筋。そして2つの独奏楽器が絡み合い,オクターブで同じメロディを演奏する時、2つの太刀筋が見事に融合してゆく。第2主題は、ヴァイオリンと木管。その優しく憂いに満ちたメロディも好きだ。第2楽章、ホルンの牧歌的な響きの後、独奏ヴァイオリンとチェロがシンプルに主題をオクターブのユニゾンで演奏する。このふるさと感が郷愁を誘う。中間部でのメロディは、ブラームスの優しさの一面を感じ取れずにはいられない。第3楽章、行進曲風なのに何か暗いチェロの独奏。このロンドは、2つの副主題をもちまるで室内楽のように進む。二人の持ち味を支えながら、重量感を維持しつつ胃もたれさせないフリッチャイと手兵ベルリン放送響の充実ぶりにも感服。
2020年10月17日土曜日
ベートーヴェン 交響曲第4番_ムラヴィンスキー
今日はゴルフの予定だったが木曜日に早々とキャンセル。強行せずに正解。雨もさることながら寒すぎて書斎の足元のヒーターをつけて音楽鑑賞。ムラヴィンスキー;レニングラード・フィルハーモニー【1973年LIVE録音】によるベートーヴェン 交響曲第4番変ロ調 OP.60。ムラヴィンスキーのドイツ物といえば、やはりベト4とシューベルトの「未完成」だろう。こちらは、ベト4の有名な東京公演の前のレニングラード大ホールでのLive録音。
シャープな切れ味をもつ見事なアンサンブル、強弱の振幅の大きさ、感傷を排除した純粋さ。特に好きな所は、第2楽章の再現部でとてつもない短調のアンサブルの登場。ここでの峻厳さはムラヴィンスキーならではか。第4楽章、ファゴット巧い!
2020年9月26日土曜日
モーツァルト ピアノ協奏曲19番&23番_グリモー
エレーヌ・グリモーの弾き振りによるライブ盤【2011年)で、モーツァルト ピアノ協奏曲19番、23番を聴いています。オーケストラは、バイエルン放送室内管弦楽団(いわゆるバイエルン放送交響楽団メンバー)。グリモーの1音1音は明快に粒立ち煌く。そして流れるようなタッチは、モーツァルトの明るいアレグロによく似合う。23番第1楽章のカデンツァは、ブゾーニによるもの。これは、ホロヴィッツ:ジュリーニ(ミラノ・スカラ座O)以外聴いたことがなかった。こういうのは、得した気分になる。アダージョは、淡々としてるが美しい響きが心に浸みわたります。さて余談ですがバイエルンのファゴットは、激ウマです。
2020年9月19日土曜日
シューベルト 交響曲 偶数番一人チクルス
今頃は、本当ならプラハに向けてドバイを出発している頃だ。無念。4連休初日、曇り空。しょうがないのでまったりと<シューベルト 交響曲 一人偶数チクルス>スタート。考え抜いて決めたのは、2番変ロ長調は「シャルル・ミュンシュ;ボストン交響楽団」4番ハ短調”悲劇的”は「ペーター・マーク;フィルハーモニア・フンガリカ」6番ハ長調は、「ヘルベルト・ブロムシュテット;スターツカペレ・ドレスデン」8番ロ短調””未完成”は「フェレンツ・フリッチャイ;ベルリン放送交響楽団」。
2020年8月29日土曜日
ブルックナー 交響曲第7番_アイヒホルン
コロナ禍がなければ、来月おとずれる予定だった「リンツ:ブルックナーホール」にて録音された演奏を聴く。無念。
リンツは、モーツァルトが交響曲第36番「リンツ」をベートーヴェンが交響曲第8番を作曲したオーストリアの第3の都市。 そしてブルックナーが生まれ、この街の旧聖堂のオルガニストを務めていた。リンツ・ブルックナー管弦楽団は、リンツ州立劇場のオーケストラであったが、1968年に「ブルックナー管弦楽団」の名称を冠する。アイヒホルンは、この7番を皮切りにブルックナーチクルス録音を始めたが「5.2.9番」を終えた段階で道半ば逝去した。滋味に満ちた優しさ溢れる柔らかな演奏。何ら小細工なしに、ブルックナーのゼグエンツ、和声を紡いでゆく。
2020年8月20日木曜日
サン=サーンス 交響曲第3番「オルガン付き」_パレー
第2部①、ティンパニーを伴ってエネルギッシュに弦楽が奏でる有名な旋律。「宝酒造」を思い出す。トリオでピアノが登場。木管と戯れながらリリカルに舞う。第2部②、ハ長調のオルガンの印象的な和音に導かれ、①後半で暗示されたコラールが展開されると、リリカルなピアノが循環主題を長調で変奏され、オルガンのトッティと金管のファンファーレが壮麗なカテドラルを構築する。弦楽のフガートが始まるとクライマックスへ向けて荘厳さが増してゆく。ラスト、ティンパニーとオルガンが絢爛たるハ長調を決め込み金管が咆哮するともうブラボーとしか出てこないだろう。
2020年8月11日火曜日
ベートーヴェン 交響曲第2番_コンヴィチュニー
ベートーヴェン 交響曲第2番ニ長調OP.36を聴く。コンヴィチュニー、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(1959年録音)にて。2番は、最も地味で中々演奏会でも扱われることのない影の存在。しかし、モーツアルトのジュピターを引き継ぎ、第九へと通じる下地的な曲であり、「遺書」を書いた1802年にハイリゲンシュタットで作曲された実はかなり重要な曲でもある。楽曲的にも長い序奏の展開、メヌエットからスケルツォへの変貌など革新への下地でもある。今晩のように、ちょいとベトシンでも聴こうかとした時に手に取るのはコンヴィチュニー盤。その分厚い音の響きが安心感をもたらす。低重心でありながら木質な弦楽群、まろやかな木管群が耳に心地よい。第1楽章、序奏部途中、ニ短調のアルペジオの下降旋律に第九の予感を感じる。第2楽章は、この曲の白眉ともいえる。一般的なベートーヴェン像を覆す甘美で優しさに満ちたメロディ。しかしコンヴィチュニーはそんな情緒にとらわれず、男前に演奏する。しかし弦楽群の暖かみのある音色が加わりいい塩梅となっている。弦楽群とホルンとの対話、フルートとオーケストラの対話も楽しみたい。第3楽章、非常に短い舞曲であるが、トリオにおいて第九のトリオを暗示させる。強弱・高低の面白さも味わおう。終楽章、快速展開。チェロの温かな主題に続いて木管群の第2主題が即座に現れる。キビキビとした動きの中で、管楽群が有機的に絡んでくる。ひっそり始まると思いきややや情熱的なコーダに胸を弾ませながらエンディングを迎える楽しさを有難う。2番、たまに聴くといいですね。
2020年8月2日日曜日
マーラー 交響曲第1番「巨人」_アンチェル
いずれも素晴らしい演奏であるが今日は、その中で1番ニ長調「巨人」を聴こう。チェコフィル【1964年録音】。
第1楽章、まず驚かされるのが、弦楽群のAのフラジオレットに乗せて下降するオーボエとファゴットに始まり、登場する木管群の良質の音色、そしてホルンのいかにも牧歌的な響き。チェロの第1主題が始まる頃には、誰もがこのバランスの良い色彩感に魅了されているであろう。そうボヘミアの「朝の野ばらを歩く」姿が明確に見えてくるようだ。またノヴァークのフルートが素晴らしい。展開部のホルン斉奏後の弦楽群の何とシルキーで魅了的なこと。すべての楽器が明確に分離され耳に届けられる。アンチェルの尋常ならざるバランス感覚の成せる業か。第2楽章、低弦による力強いオスティナート・リズムによる心地よいテンポ。中間部の弦楽群の優美さ。第3楽章、コントラバスで始まるフレールジャック。決して重すぎず淡々と。オーボエも巧い。中間部の弦楽群も艶っぽい。第4楽章、激しい中にも美しいと表現したくなるのは、アンチェルの品性の由縁か。(余談だが、展開部で好きな所はハ長調で凱歌を挙げると見せかけてニ長調へ上昇するところ)管楽器を含め、巧みに音量がコントロールされ、決して暴発しない。コーダ直前に徐々にテンポをあげながらコーダ・フィナーレに突入するさまもアンチェルならではの至芸。更に付け加えるなら、ケイマル入団前にもかかわらずトラッペットの巧さ。アンチェルも是非、チェコフィルで5番を録音しておいて欲しかった。
2020年7月26日日曜日
チャイコフスキー 序曲「1812年」 聴きだめ
初めて圧倒されたのが、スピーカー音量に気をつけろと言われたドラティ、醍醐味NO.1はストコフスキー、総合点ではプレヴィン、ムーティか。。。千秋真一も良かったよ。余談ですが、この「1812年」の【のだめ】の撮影場所は、スロヴァキアのブラティスラヴァにあるレデュタ劇場、外観はスロヴァキア国立劇場です。
2020年7月25日土曜日
ベートーヴェン ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲_フリッチャイ
2020年7月22日水曜日
ブラームス ヴァイオリン協奏曲_バティアシヴィリ
ドレスデンの豊潤な響きが、バティアシヴィリの美音を支える。バティアシヴィリは、日本音楽財団よりストラディバリウス1709年「エングルマン」、1715年「ヨアヒム」を貸与されていたが、この演奏では「ヨアヒム」を使用している。なお現在は、グァルネリ デルジェス1947年「ドナルドソン」を使用している模様。第1楽章、冒頭の第1主題は、朗々。低重心の弦楽群がコデッタを力強く下降してリサの独奏が情熱的に応える。リサは、美音でありながら線もしっかりしており、重音奏法でも濁らず。カデンツァは、「ブゾーニ」版という珍しいもの。(「ヨアヒム」使用してるのに・・・)これは、ティンパニーが先に入り、オーケストラの伴奏が入るもので、ルッジェーロ・リッチ、イザベル・ファウストしか聴いたことがない。第2楽章、オーボエの響きが綺麗。リサは、コロラトゥラのアリアを自在のテンポで揺らす。ある時は溜め、ある時は堰を切って。オーケストラはしっかりついてくる。これは、リサのテンポなのかティーレマンのテンポなのかわからない。第3楽章、軽快なロンドをキレをもって颯爽と駆け抜ける。重音音型でもやはりしっかりと美音を保つ確かな技術で弾き切る。SKDの厚みのあるサポートを受けた名演といえるだろう。
2020年7月18日土曜日
シューマン 交響曲第3番「ライン」_ジュリーニ
2020年7月11日土曜日
シューベルト 交響曲第8(9)番「ザ・グレート」_フリッチャイ
幾多ある「グレート」の名盤の中でも5本の指に入ると思っている造形美豊かな隠れ名盤。ヘッセン・・とは、現在のフランクフルト放送交響楽団のことです。フリッチャイ唯一の録音でもある。テンポのメリハリに加え符点リズムの跳ねとレガートの息の長さを自然な形で表現する棒振りの上手さ。躍動と雄大さ、美しさと優しさを併せ持つ「グレート」のコントラストを余すところなく構築するフリッチャイに一言「ブラボー!!」
2020年6月27日土曜日
マーラー 交響曲「大地の歌」_クリップス
2011年にクリップスの遺族が保管していたテープからのCD化したもの。ディースカウ40歳、ヴンダーリヒは亡くなる2年前の34歳、両雄絶頂期の歌声を堪能しよう。




























