2016年3月19日土曜日

マーラー 交響曲第1番_コンドラシン

今日の一曲。マーラー 交響曲第1番 ニ長調。
1981年3月7日、クラウス・テンシュテットが急病で本番直前にキャンセルした北ドイツ放送交響楽団のアムステルダム公演。
たまたまアムステルダムにいたコンドラシンが指揮を引き受ける。リハーサル無しのぶっつけ本番。
この時、コンドラシン自身も、必死にコンドラシンの棒に喰らいつくNDRのメンバーも<神の領域>にあったのかもしれない。
ドラマチックな推進力をもった演奏。最後の鮮烈なコーダを聴いて感動しない者はいないだろう。多少の瑕疵はなんのその。
そして、大成功の演奏会直後、コンドラシンはホテルに戻り、心臓発作で亡くなります。
コンドラシンには、R・コルサコフ「シェラザード」、クライバーンとのチャイコのピアノコンチェルト、アシュケナージとのラフマニノフのピアノコンチェルト、ショスタコーヴィッチの13番などなど数多くの名盤がありますが、この魂のLIVEをNo.1とさせていただきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿